夜中に目が覚める中途覚醒の7つの原因
せっかく寝たのに、夜中に目が覚めたのであれば、自然治癒力が働きません。
自然治癒力に関しては、こちらを参考にしてみてください。
しっかりと、疲労回復し、成長や能力アップ、もしくは病気の回復を望み通りに行うためには、夜中に目が覚めるような睡眠では達成できません。
そういうことからも、夜中に目が覚める中途覚醒という睡眠障害にならないようにしていく必要があるのです。
そこで、重要なポイントを握るのが、夜中に目が覚める原因ですね。
中途覚醒してしまう原因です。
ここでは、夜中に目が覚める原因について、お話していくことにします。
1.夜中に目が覚める7つの原因
夜中に目が覚める原因には以下7つの状態が考えられます。
1-1 夜中にトイレで目が覚める
1-2 精神的興奮で夜中に目が覚める
1-3 睡眠力の低下により夜中に目が覚める
1-4 血流障害による冷えで夜中に目が覚める
1-5 寝方で関節や筋肉に負担をかけ痛みにより夜中に目が覚める
1-6 薬やアルコールの効力が切れ夜中に目が覚める
1-7 眠れる環境ではないため夜中に目が覚める
これらが、夜中に目が覚める原因となりますので、詳しく見ていくことにしましょう。
1-1 夜中にトイレで目が覚める
夜中に目が覚める原因の筆頭になるのが、トイレ(尿意)ですね。
老化現象の一つとされる夜間尿・夜間頻尿になりますが、実は老化現象と言っても年齢の話ではありません。
膀胱周辺の筋力が老化現象という状態になっているだけなのです。
膀胱周辺の筋肉が運動不足により委縮し、血流障害を生んでしまい冷えてしまった結果が、夜間尿という現象になります。
トイレで排尿後、
しばらく眠れなくなってしまうと、中途覚醒という睡眠障害となり、
すぐに眠れる場合には、老化現象と位置付けることが多いものです。
膀胱周辺の筋力アップにより改善できるのですから、骨盤内・下腹部・股関節周辺の運動を行い、活性化していきましょう。
こちらも参考にしてください。
1-2 精神的興奮で夜中に目が覚める
精神的な興奮は、嫌なこと・嬉しい事・大変なこと・ワクワクすることなどなど、あなたが興奮するようなことが起こっている状態、もしくは、今後起こる予定の場合に起こる現象です。
従って、興奮の原因となっている事象が収まれば中途覚醒も落ち着くのですが、恨みのように長期化してしまったり、嬉しい日々が続くような場合には、前者は日々つらく感じ、後者はどんどん活動的になっていきます。
多くの場合、前者は病的な状態で、後者は能天気な感じと捉えてしまうかもしれません。
けれど、どちらかというと、前者は異常と感じ、後者は異常と感じない分、危険性はむしろ後者の方に合ったりします。
よくある、『あんなに元気だったのに!!』という亡くなり方をしてしまうパターンです。
どちらにしろ興奮が長く続くのは、意識にしろ無意識にしろ身体的にも精神的にもよくないので、早く改善できるといいのですが、セルフコントロールを学校で学んできていない人が多いので、このような状況でメンタルコントロールできる人が少ないのです。
異常を感じた場合には、長期化する前に、メンタルコントロールできる人に見てもらうことをおススメします。
興奮の代表的な性格を解説しているのがこちらの記事です。
1-3 睡眠力の低下により夜中に目が覚める
睡眠力とは、いわゆる自然治癒力のことになります。
医学的にいうと、副交感神経が働きにくい自律神経失調症の状態と言えます。
中医学的にいうと、腎気もしくは陰気不足という、大事な気の不足を表します。
どれも身体を回復させ強化させるために欠かせないことになります。
従って、この睡眠力が低下するということは、完全な下り坂と言える状態なのです。
睡眠中は副交感神経の働く時間というのが正しいタイミングなのですが、しっかりと働かないと、夜中に目が覚めてしまうのです。
この睡眠力アップには、
1)深呼吸
2)筋力
3)柔軟性
4)血流
5)感情の安定
などが必要になります。
睡眠力を高めて良質な睡眠を目指すならこちらが参考になります。
1-4 血流障害による冷えで夜中に目が覚める
睡眠中は、運動機能が低下しますので、体温が低下します。
もちろん、心臓の働きも落ち着きますので、血液の状態がキモになります。
血液がドロドロで流れにくい状態であれば、心臓や筋肉がしっかりと働いていなければ、血流障害がそこらじゅうで起きてしまいます。
すると、夜中であっても目が覚めて、身体を動かすことで、血液を流さざる負えなくなるのです。
この原因には、
1)水分摂取不足
2)砂糖や油の過剰摂取
3)暴飲暴食
4)運動不足
5)汗のかきすぎ
このようなものが考えられます。
当てはまるものは積極的に改善していきましょう。
こちらの記事も参考にしてください。
1-5 寝方で関節や筋肉に負担をかけ痛みにより夜中に目が覚める
そもそも睡眠力が低下すると、寝返りをうてなくなります。
寝返りが打てないと血流を促すことができないだけでなく、寝方によっては、筋肉や関節を痛める原因となることもあります。
ちょっとした寝方によって、身体や他の何かの下敷きとなり、筋肉や関節に痛みが出てしまうと、夜中に目が覚めてしまう事があります。
本来であれば、痛みが出る前に寝返りで痛みを回避することができ、夜中に目を覚まさずに済むようになるものです。
寝返りに関しては、こちらも参考にしてください。
1-6 薬やアルコールの効力が切れ夜中に目が覚める
薬やアルコールの力を借りなければ、眠ることができないという人がいます。
まさしく不眠症ですね。
薬で眠れるようになる時には、身体も脳も停止状態になりますので、記憶がないため寝ている気になるかもしれませんが、これは、単なる『気絶』と同じ状態です。
無理やり寝ている状態を作っていますので、薬が切れれば目覚めます。
アルコールで眠っている場合には、身体は倒れますが、脳内は活動状態で眠っているのです。
要するに、交感神経が働きつつ、形は寝ている。
まるで修学旅行の深夜に先生が見回りに来た時の生徒状態です。
すなわち『寝たふり』ですね。
寝たふりなので、起きようと思えばいつでも起きれます。
アルコールの作用で身体が倒れているだけですので、アルコールが切れ始めたら目覚めます。
その切れ目が夜中であれば、夜中に目が覚めてしまうわけです。
このような偽の睡眠ではなく、本質的な睡眠を取れるようにしていきましょう。
1-7 眠れる環境ではないため夜中に目が覚める
中医学での考えは、睡眠中は陰気が働く時間とされています。
陰陽のバランスで人間は生きていますので、活動が陽気で睡眠は陰気です。
陽は太陽の陽ですので、明るい感じです。
陰は陰気くさいという言葉が象徴するように暗い感じです。
そういうことから、睡眠中は、暗く静かな状態が適しています。
ですので、
1)寝室周辺が明るい
2)室内に音楽やTVなどの音がある
3)近隣の音がうるさい
4)家族が夜中に出かけたり活動するために電気がつき音がする
このような環境は、質の高い睡眠には適さない環境と言えるでしょう。
夜中に目を覚まさずに、良質な睡眠を取るためには、以上に様なポイントに注意を払い、当てはまるところから改善してみてください。
キュアハウス鍼灸治療院 院長。
病院に通うたびに、薬だけが増え、検査をしても『原因不明』と言われる痛みや症状を、ただ取り除くような治療ではなく、生活習慣を見直し、患者さん自身が自力で治すための手段を手に入れ、2度と同じような目に合わないような身体と習慣を身に着けられる治療と情報を提供。
これまで、20年以上に渡り、数々の治療院で経験を積み、施術の実績は80,000人以上。口コミが口コミを呼び、2016年のリピート率は98.7%。