自然治癒力を高める唯一の方法
自然治癒力を高めることは、あらゆる病気や不調を予防し治すことに直結していると多くの人が信じています。
ですので、ここでは、自然治癒力を高め、病気や症状などの体調不良に負けない身体を作る唯一の方法についてお話しておきます。
そもそも、自然治癒力とはどのようなものでしょうか?
●免疫力
●自律神経
●健康管理力
●自己改善能力
などなど、あらゆる意見が情報の中に出てきます。
けれど、免疫力や自律神経は、自然治癒力を発揮するために必要な要素でしかありません。
健康管理や自己改善に関しては、その場で行う病気予防や症状改善策でしかないのです。
1.自然治癒力とは?
自然治癒力とは、『何かをやって治るようなものではなく、言葉のごとく、自然に治っていく力』です。
自然には、
●太陽が出ると明るくなり朝を迎え昼が来ます。
●太陽が沈むと暗くなり夕方が訪れ夜になります。
●昼間は多くの人が活動し騒がしく気温が上がります。
●夜間は多くの人が身体を休め静寂が起き気温が下がります。
これが、自然です。
しかも、
●熱くなれば冷やしたくなり
●寒くなれば温めたくなり
●活動すればお腹が減り疲れが起こります
●お腹が減れば食事を取り力を取り戻します
●疲れた時は身体を休め回復を求めます
これら自然に行っていることが治癒力なのです。
2.現代社会が自然治癒力を壊している
このような自然に起こることを自然の反応で行っていくことで自然治癒力をいつでも使えるようにしておけば誰でも自然治癒力を使いこなせるようになっているはずなのです。
しかし、現代社会は、
●電気があります
●お金があります
●情報があります
そして、人間は根本的に欲求をもって生きています。
これら3つは欲を満たすのに十分なパワーを持っています。
そのため、
●お腹が空いていても仕事のために我慢したり
●お金があるからと食べすぎたり
●情報により食べたいものをいつでも食べれるようになり
●電気により時間にかかわらずいつでも食べれるようになっているわけです
食事だけでもこれだけの要素で、自然治癒力を使えないものにしてしまっているのです。
3.自然治癒力を高める方法
現代社会もしくは一般常識的な生き方を誰もと同じように過ごしていると自然と自然治癒力は低下していきます。
そこで、自然治癒力を高める方法をお伝えしておきます。
まずは、自然治癒力を高めるためには【自律神経を有効利用する】ということが重要なポイントになります。
自律神経もまた自然とともにバランスを取り自己調整してくれている神経です。
自律神経を自動的に何の問題も起きないように機能させるためには、
1)規則正しい生活
2)生活に見合った肉体を持つ
3)生活に見合った食事量を心がける
4)運動量と食事量に見合った睡眠をとる
これらが循環している必要があります。
一つ一つ正確にやる事が重要なのではなく、4つが循環することが重要になります。
要するに、バラバラに行っても意味のないものと言えるのです。
1)規則正しい生活
食事と睡眠と運動時間を、毎日規則的に行うことが重要になります。
平日と休日で時間配分が違ってしまうとたちまち自律神経が乱れ自然治癒力が働かなくなってしまいます。
そして、ここでの正しさは、あなた自身の生活スタイルに合わせて規則正しさを作ること。
決して、一般的な正しさが必ずしも正しいとは言えないのです。
では、海外出張が多い人はどうすれば?
昼夜勤を繰り返す仕事は自然治癒力を高められない?
という疑問が出てくると思いますが、この場合には、一日毎に考えるのではなく、1か月や1年でコントロールしていけば自然治癒力を高めることができます。
しかも、自然治癒力が働かなければ生きていけないわけでも不健康なわけでもないので、職業や生きている環境によって、コントロールしやすい力を整えていけばいいのです。
2)生活に見合った肉体を持つ
健康のために運動が必要だ。
運動している人は健康的だ。
という認識を私たちは持っています。
けれど、本当に運動している人は健康的かというとそうでもありません。
運動選手の急死や大病はよく目にも耳にもするでしょう。
これは、人それぞれに見合った肉体というものがあるからです。
その肉体に見合った活動内容であれば問題は起こらないのですが、
●その肉体の限界を超えるような活動をしたり
●十分に動ける肉体を持ちながら活動量が少なかったり
●鍛えた筋肉を使い勝手良い状態に維持できていなかったり
●運動で起きている疲労を取り除くようなことはしていなかったり
●その運動に必要な肉体を作ることなく活動だけに終始してしまったり
必ず運動する前には準備が必要です。
そして、運動した後は整理が必要です。
これを自然に行えて初めて自然治癒力は高まっていきます。
ただ、運動しても病気やケガの元。
病気を克服するために必死で運動しても、思った効果が得られないことはよくあることです。
あなたも必ず生活に見合った肉体を作るよう心がけ自然治癒力を使いこなせるようになってください。
3)生活に見合った食事量を心がける
食事はそもそも生きていくために必要な栄養素を蓄えるために行うものになります。
決して欲を満たすためのものではありません。
けれど、情報化社会により食べてみたいものを山ほど目にしてしまい、ついつい食欲に負けてしまったりします。
しかし、自然治癒力を高めるということで考えると、身体の状態を安定化させなければなりません。
●動いた分の消費カロリーや使った栄養素を取り戻す
●身体の状態に必要な栄養素の過不足を調整する
●消化吸収能力や時間によって無駄のない食事を取る
このような意識が働き生活にマッチした食事を取れるようになると自然治癒力は働きやすくなります。
4)運動量と食事量に見合った睡眠をとる
運動したら疲労回復が必要です。
運動内容によっては筋力アップや柔軟性アップも必要になります。
食事をすれば消化吸収しなければ、その食べた栄養素が無駄になってしまいます。
そして、栄養素からしか身体を成長させたり何かの問題を改善したりする力は生まれません。
そういうことから、上記をすべて満たせる時間帯が睡眠時間です。
睡眠時間には、
●消化吸収
●疲労回復
●身体成長
●脳内整理
●糞便形成
と、あらゆる生きていくために必要な要素が詰め込まれています。
そのため、睡眠時間が不足がちだったり、睡眠の質が悪かったりすれば、何一つ生きていくために必要な要素を満たすことができません。
要するに、自然治癒力を活動させることができないと言い切っても間違いないほど重要なものだったりするのです。
4.自然治癒力を高めるためのまとめ
自然治癒力を高めるには自然観を持ち、自律神経の活動とともに、生活に見合った習慣を身に付ける必要があります。
まずは、
1)規則正しい生活を意識すること
2)規則正しくないことが起きたら速やかに正すこと
3)いつもと変わらない生活をしていて体調が狂ったら生活の見直しをすること
これらを徹底していくことであなたの自然治癒力は高まっていきます。
いろいろと書いてきましたが、やるべきことはたったこれだけですので、まずは半年から1年を目安に実践してみてください。
キュアハウス鍼灸治療院 院長。
病院に通うたびに、薬だけが増え、検査をしても『原因不明』と言われる痛みや症状を、ただ取り除くような治療ではなく、生活習慣を見直し、患者さん自身が自力で治すための手段を手に入れ、2度と同じような目に合わないような身体と習慣を身に着けられる治療と情報を提供。
これまで、20年以上に渡り、数々の治療院で経験を積み、施術の実績は80,000人以上。口コミが口コミを呼び、2016年のリピート率は98.7%。