肩から首、腕にかけての痛みの原因となる3つの要素
あなたがもし、
腕のしびれに苦しんでいるのであれば
少しだけ時間を取って、こちらの記事を読んでみてください。
整形外科で検査をしても『原因不明』と言われてしまうような痛みやしびれであれば、3つの代表的な原因を説明していますので、何らかのヒントを得られるかもしれません。
その前に、病院では、何を診て、何を診断しているのか?
なぜ、症状や痛みはなかなか治らないものと簡単に治るものがあるのか?
あなたのその、肩から首の痛み、そして腕のしびれの原因を理解するヒントが、この先の話で、何か得られるかもしれません。
なぜなら、原因不明と言われる肩から首の痛み、そして腕のしびれを出す原因となるベスト3を書いているからです。
ですので、少しだけお時間を取って、じっくり読み込んでみてください。
通常は、肩から首にかけての痛みやしびれのような症状を聞くだけで、大抵の場合、
頸椎椎間板ヘルニア
もしくは、
頚肩腕症候群
という診断名が出てきそうですが、意外と、最近の肩から首の痛みに苦しんでいる患者さんの傾向を見ていると、病院へ行っても、診断名がつかず、とりあえず、痛み止めやビタミン12などを出されることが多いようです。
あなたもそんな経験をしていないでしょうか?
実は、ここ1年ほどで、多く診られる現象が、肩から首の痛みや腕の痛みそして痺れに苦しんでいて、病院で検査を受けると、多くの人が、異常なしや原因不明とされています。
病院では、肩から首の痛みやしびれがあるということから、何らかの薬を処方されます。
そして、数週間様子を見る。
けれど、何も症状が変わらない。
それどころか、むしろ肩から首にかけての痛みが悪化している。
そのため、また首や肩の検査をするが、異常なし。
ここまで来ると医師の頭の中では、
「この人単なる痛がりなだけなのでは?」
「であれば、心療内科で、精神的に処置してもらった方がいいのではないだろうか?」
ということから、心療内科を紹介され、安定剤を飲み始めることに。
しかし、根本は変わらず、症状がつらいというと、いつの間にか、うつ病と診断されてしまい、抗うつ剤を処方されてしまう。
そして、精神疾患へと転落。
そもそも、整形外科で医師が見ているのは、肩から首、そして腕の痛みやしびれであれば、頚椎椎間板ヘルニアを疑います。
そのため、首のヘルニアの所見を確認する意味で、レントゲンやMRIの検査をするわけです。
ところが、多くの場合、頚椎椎間板ヘルニアの所見はない。
あったとしても、椎間板がつぶれているようにかすかに見えるものを、頚椎椎間板ヘルニアと診断してしまうぐらいなもの。
しかし、肩から首、腕の痛みやしびれは、頚椎ヘルニアだけの問題で起こるわけではありません。
原因不明と言われる肩から首の痛み
そして腕のしびれを出す原因となるベスト3
そこで、今回は、これら検査では、見つかりにくい首から肩・腕の痛み、そして、腕のしびれを出す原因、になりやすい3つの原因を上げたいと思います。
まず、
第3位 ヨガ、及びストレッチ
ヨガやストレッチを、健康になるために、行っている人は非常に多くなっていて、良いことなのですが、悪いこともあるんです。
ヨガやストレッチは、筋肉を伸ばし、柔軟性を高めるものとして、有名です。
そして、身体が固いとか、こりが強いと思っている人は、一生懸命に、筋肉を伸ばそうとしてしまう。
ここが、怖いんです。
あなたは、まさかこのようなストレッチをしていませんよね?
筋肉は、必要以上に伸ばされると、筋肉が切れてしまう危険性があります。
また、関節の可動域以上に、筋肉を伸ばされてしまうと脱臼してしまう可能性が出てきます。
そのため、筋肉は本能の働きとして、無理やり筋肉を伸ばされたときに、その動きに反発するような力が働くようになっています。
要は、伸ばそうとしている方向から逃れようと、筋肉が勝手に縮む方向へ力が入るということです。
この、反発運動を繰り返していると、伸ばそうとしていた筋肉はどんどん硬くなってしまいます。
その硬くなった筋肉が神経を圧迫することで、神経症状である痛みやしびれを出すようになるんですね。
このような筋肉の動き知っていましたか?
知らないって怖いんですよね。
何事にも一生懸命行ってしまうことが美徳の日本人には、意外とヨガやストレッチは、苦手な運動になります。
覚えておいて損はないうんちくでした。
次に
第2位 胃炎によるもの
ストレス社会に突入して、胃が痛くなるケースが多くなっています。
- 会社で上司から説教
- 上司と部下に挟まれ常に胃が
- 経営不振により心配が尽きない
- 家に帰ったら親や奥さんからガミガミ
- コーヒーやアルコール、たばこなどで胃に負担
などなど、たくさんのケースで胃を傷めることがあります。
通常は胃薬で何とかしようと思うところ。
しかし、経験はありませんか?
胃の痛みと肩の痛み。
同時に進行することって、実はよくあることなんです。
なぜ、このようなことが起きるか?というと、これは、中医学の経絡を知らなければ分からないところです。
経絡とは、ツボの流れ道。
要は、線路のようなものです。
一つ一つの線路には、駅も行き先もありますよね。
その駅が、ツボです。
そして、一つ一つの経絡の行き先は、ひとつの臓器。
内臓一つにつき、一つの経絡があるわけです。
従って、ある臓器に異常があると、その臓器と関連のある経絡に異常が現れるということになるんですね。
胃の異常。
この時に、反応が出るのが胃の経絡です。
胃の経絡の途中には、ちょうど肩を通る場所につぼがあります。
このツボが異常反応を示し、この周辺の筋肉を硬直させてしまうんです。
その結果、この筋肉の下を通る、首から腕に向かう神経を圧迫し、痛みやしびれを出すことになるんですね。
そして、
第1位 デスクワーク
これが、最近、本当に多いんです。
デスクワーク、特にPCを使われている方は、要注意です。
画面に向かって、頭が前に突っ込んだ状態で、作業を長時間続けていると、後頭部から首の後ろ、そして肩にかけて痛みや重さを感じませんか?
頭は、スイカ一個分の重さがあります。
それを、長時間、首の後ろ側の筋肉だけで、支えなければならない状態を作ってしまうと、さすがに筋肉は疲れます。
疲れた筋肉には、むくみが現れます。
このむくみのおかげで、筋肉の負担が減るのですが、その代り重さを感じるようになります。
しかし、この状態でも、さらに作業を続けていると、むくみだけではカバーしきれず、次第に筋肉が傷ついていきます。
この段階で、首の痛みが発生するのですが、この痛みを我慢しつつ、PCを使い続けていると、やがて痛みは治まります。
痛みが治まった筋肉は、傷の修復された部分が太くなります。
そして、この太くなった部分の柔軟性を出すためには、動かすことが必要となります。
しかし、PCを行っている以上、首をほとんど動かしません。
これを繰り返すことで、筋肉は太く固くなってしまいます。
そして、この固さが、また神経を圧迫し、痛みやしびれを作りだすんです。
さらに、固まった筋肉は血液を流しにくく、血行障害を招きます。
その結果、徐々に筋肉に栄養が満たされなくなり、疲労が蓄積されていきます。
その後首の太く固かった筋肉は、やがて、細く固い筋肉として、委縮していってしまうのです。
この場合も、筋肉の固さが腕に向かう神経を圧迫することとなり、痛みやしびれを誘発してしまうわけなんです。
PCを長く使っていればいるほど、このリスクは高くなるので、注意が必要ですね。
あなたもPCは、使っていますか?
PCだけでなく、長時間DVDやTVを見ていても、ゲームをしていても同じことです。
頭が前に突っ込むような形をしている以上、このようなリスクを持っているということになります。
キュアハウス鍼灸治療院 院長。
病院に通うたびに、薬だけが増え、検査をしても『原因不明』と言われる痛みや症状を、ただ取り除くような治療ではなく、生活習慣を見直し、患者さん自身が自力で治すための手段を手に入れ、2度と同じような目に合わないような身体と習慣を身に着けられる治療と情報を提供。
これまで、20年以上に渡り、数々の治療院で経験を積み、施術の実績は80,000人以上。口コミが口コミを呼び、2016年のリピート率は98.7%。