少し動いただけで心臓がドキドキと動悸がする6つの原因
少し動いただけで心臓がドキドキ、バクバク動悸がするたびに『このまま死んでしまうのかもしれない』と恐怖に襲われる人もいます。
あなたは大丈夫でしょうか?
実は、このような動悸は、誰もが日常として行っていることの延長線上で起こっていることがほとんどだったりします。
なので、知らずに生活しているといずれ多くの方が、心臓の問題や動悸という問題にたどり着いてしまいます。
そこで、動悸の原因を明確にすることで、将来的な不安を取り除けるような記事をまとめてみました。
もしも、親族や社内で心臓の問題に悩まれている方がいるのだとしたら、次はあなたかもしれません。
そうならないようにしっかりと読み進め、対策を立ててみてください。
では、ここから、心臓がドキドキするような動悸を引き起こす原因となるものについて、説明していきます。
動悸を打つ原因には、以下の6つがあります。
1.病気
2.自律神経
3.ストレス
4.過労
5.貧血
6.妊娠
これらの原因について、詳細に解説していこうと思います。
1.病気による動悸について
基本的に心臓がドキドキしたり、動悸を感じたりすれば多くの人は病院で検査を受けると思います。
すると、心不全、心房細動、期外収縮、甲状腺機能亢進症、パニック障害などと診断結果が出る場合と、頻脈、不整脈、貧血などと状況だけの判断で終わる場合があります。
ただ、これらはすべて原因とは言い切れないものになります。
けれど、多くの医師や患者側では、このような診断が最も重要だと考えていたりします。
その結果、何が起こるかというと
・薬のコントロール
・手術
・経過観察
という3つの選択肢になるわけです。
要するに、治らないからずっと管理していかなければならないということになります。
このような常識的な流れに乗るのはあまりにも時間と費用の無駄であり、わざわざ寿命を縮める生き方を選択しているとしか思えません。
なので、ここから先の内容を踏まえて、あなた自身の動悸は何が原因で、どうすれば治すことができるのかを考えながら読み進めてください。
2.自律神経による動悸について
自律神経が乱れてくると、心臓が通常の働きではいられなくなります。
単純なところで考えると、
・低血圧
・高血圧
・頻脈
・徐脈
というものがありますが、これは、自律神経の内、交感神経が高まっていれば、高血圧や頻脈となり、副交感神経が優位に働いていれば低血圧や徐脈になるということになります。
2-1 自律神経の影響で心臓の働き方が決まる
高血圧の状態であれば少し動くだけでも、心臓がドキドキしやすくなったりします。
そもそも、高血圧で拍動の力が強い中で何らかの動きを行えば、さらに拍動の力を高め、より血圧が高まることもありますし、拍動数を増やすことで動悸を感じたりするのが普通です。
低血圧であれば、睡眠時間を長時間取ることが多くなり、寝起きの動作だけでも、動悸を打ったりすることがあります。
なぜならば、低血圧というのは身体を動かす力が少ないからです。
自分の身体を寝ている状態から、身体を起こすということは、かなりの筋肉の働きが必要になります。
筋肉を働かせるためにはその筋肉に大量の血液が必要になります。
そのため、必要以上の拍動が行われ動悸を打つことになっているわけです。
2-2 筋肉の働きだけでも心臓に影響を与える
筋肉がある人とない人、固い人と柔らかい人、良く動く人と動かない人、それぞれ心臓に与える影響力が違ったりします。
2-2-1 筋肉がある人とない人
筋肉がある人の場合、筋肉を動かしてもらえると心臓としては血流の働きを半減させることができるので楽ができます。
けれど、筋肉があっても動かしてくれない場合には、筋肉が邪魔で血流が悪くなってしまいます。
血流が悪くなれば、心臓が頑張って血流を生み出さなければなりません。
しかも、血管が細かったり血液の少ない貧血などの状態であればなおさら、心臓が頑張る必要が出てきてしまいますので、このタイミングで動悸を打つわけです。
一方、筋肉が少ない人と言うのは、じっとしていても動いてもあまり心臓の助けとなるような働きができません。
すると、常に動悸に近い鼓動を感じなければ正常を維持することができなくなる場合があります。
2-2-2 筋肉が固い人と柔らかい人
筋肉が固いということは、筋肉を動かすことがほとんどないということでもあります。
ということは、日々血流を保つ働きができるのはすべて心臓任せになってしまいます。
すると、心臓が休まる暇がありません。
じっとしているだけでも大変なのに、少しでも動かれたら、より血流が必要になり心臓に負担がかかります。
要するにこのようなタイミングでも動悸を打ったりするわけです。
一方、筋肉が柔らかければ、呼吸をしたら、話しをしたりするだけで、血液が難なく流れますので、動悸を打つような心臓への負担はほとんどなくなります。
2-2-3 身体を良く動かす人と動かさない人
運動だけでなく日常の作業や仕事などで身体を良く動かす人とデスクワークや座りっぱなしが多い人がいます。
身体を動かす人は、過剰に動かさない限り血流はとどまることなく動き続けられます。
一方動かない人では、ほとんど血流を作るような筋肉の働きを行えません。
なので、座っているところから急に立ち上がるだけでも心臓がドキドキと動悸を打ったりするわけです。
2-3 食事と動悸の関係性について
食事も運動の一つにカウントされる動作になりますが、ここでは、食べるタイミングと食べ方、取り入れているものについてお話していこうと思います。
2-3-1 食べるタイミングが動悸の原因に
食事は本来、空腹時に食べるものです。
けれど、現代社会において空腹よりも時間が重要視されているので、お腹が空いていなくても無理に食べなければならないタイミングがあったりします。
通常、空腹を感じているときには交感神経が高ぶり胃酸が十分に胃に溜まりますので、食事がおいしく食べられます。
ところが、交感神経が食事に向かっていない場合、例えば、仕事が気がかりだったり、運動不足で身体がなまっているときだったりと、他で交感神経を使いたいときがあったりします。
すると、食事を目の前にしても、胃酸が出てくることはありません。
胃酸が出てもいないのに無理やり食べてしまうと、身体は何としてでも胃の中の内容物をとかして小腸へと流す必要が出てきます。
そのため、交感神経が急速に働き、胃酸を作る必要が出てくるのですが、本人的に食べたい欲求があるわけでもなく淡々と食事を取っていると、何のための交感神経の緊急発令かわかりません。
すると、誤作動が起き、心臓がドキドキしたり動悸がしたりするようになるのです。
2-3-2 食べ方による動悸について
また、食事の時間が少ないと流し込むような食事の取り方をするときがあります。
通常は、食事が終わったタイミングで交感神経から副交感神経へバトンタッチすることになるのですが、あまり噛まずに食事を飲み込んでしまうと胃の中で溶けきれない食材が溜まってしまいます。
食事の時間がないということは食後何かをやる用事があるわけですが、何かをやるためにはまた交感神経を働かす必要があります。
しかも、食事はもう終わっているとなると、交感神経の働きが何に対して行われているのか誤作動を起こしてしまうのです。
その結果、胃の中は未消化のまま、しかも変なタイミングで動悸がして不安な感覚になってしまうのです。
2-3-3 食べ物によって起こる動悸について
食べ物や食べる量、飲み物などによっても、動悸が起こることはあります。
例えば、それ程お腹が空いていないのにご飯を食べるなんて時には、すぐに満腹となります。
けれど、普通に一人前を食べてしまうと、体内ではそもそもお腹が空いていないわけですから、新たに入ってきた食材でパンパンになってしまいます。
要するに、通勤ラッシュと同じような危険性すら感じる状態。
こんな時にも交感神経が働き動悸を感じることがあります。
また、コーラなど甘いものを多くとり続けていると、血液がドロドロになっていきます。
単純にドロドロだけであればまだ問題はないのですが、血液を流したくても思うように流れないというほどドロドロになってしまうと動悸がすることもあります。
そして、コーヒーを多く飲まれる場合には、砂糖を多く含めればコーラと同じような現象で動悸がしますし、ブラックコーヒーであれば、血管が細くなる作用が働きます。
血管が細い状態は緊張状態を表し、交感神経を働かせやすくなります。
よって、ひょんなときに動悸がしやすくなったりもします。
2-4 睡眠不足によって起こる動悸について
睡眠とは、唯一副交感神経を優位に働かせ身体の回復を徹底的に行う時間帯になります。
その睡眠が不足しがちになると、普段から交感神経ばかりを活用しているため、敏感に交感神経が過活動を起こしてしまうことがあります。
要するに、ほんの少しの行動や要件が来るだけでビクッとしてしまい、動悸がしてきたりするのです。
3.ストレスによる動悸について
ストレスというのは、決して精神的なものばかりではありません。
あらゆる刺激がストレスになります。
そして、他人によってストレスに反応する基準が違っています。
ストレスに強い人と弱い人の差ですね。
ですので、ほんの少し嫌なことがあるだけでも交感神経が高ぶってしまい動悸を打ってしまうことがよくあります。
また、過去はストレスに強かったのに、ストレスを経験する頻度が落ちてくると、敏感に反応してしまう場合があります。
この場合も心臓がドキドキしたりすることがあります。
ただ、それだけでなく、筋肉が弱いのに、その弱い筋肉を使わなければならないような状態もストレスになり、例えば、首の筋力が弱っているのに下を向き続ける作業をしていると、頭の重さに首が耐えきれなくなり動悸し始めるなんてこともあったりします。
4.過労による動悸について
疲労が継続的に積み重なるとやがて過労状態に陥ってしまいます。
過労になると、これまで行えた作業のほぼすべてが苦痛になってきます。
もちろん、筋力も半減していますので、これまで通りの動きができなくなります。
その結果、ほんの少しでも無理をしてしまえばすぐに動悸がしてきて、危険性が高まってくると倒れてしまったりすることもあります。
5.貧血による動悸について
血液が十分にあれば血液が足りないところが生まれることはそうそうありません。
けれど、貧血になると、あらゆるところで
・血液が足りない
・栄養が足りない
・疲労がたまっている
などが起こってしまいします。
このような事態が起きないように、定期的に血圧を上げたり、心拍数を増やして、全身に血液が巡るようにしていたりするのですが、時に、流しきれないようなところが出てくると、動悸のように激しく脈を打たなければ、血液を送り届けない状態になることがあります。
また、貧血になる身体には、大抵必要とされる筋肉量がなかったりします。
筋肉がないと血液を生み出すことができず流すこともできません。
ただ、過労の状態で筋肉の力を出すことができなくなっている場合も貧血になったりします。
これらの状態ではいつどのタイミングで動悸がしてもおかしくないのです。
6.妊娠による動悸について
妊娠すると、胎児の栄養素は妊婦の血液から与えられることになります。
ですので、妊婦に十分な血液生産能力と血流を作る構造がないと、たちまち貧血になり、動悸の原因を作ってしまうことがあります。
キュアハウスでも多くの不妊治療を経験してきていますが、その方たちは不妊治療専門クリニックへ通って妊娠できなかった人たちがほとんどです。
そして、キュアハウスとの大きな違いをこのように話していただくことが多かったりします。
『病院では、妊娠できたかどうかの確認しかせず、私の状態には何も気にかけてくれませんでした。』
『けれど、キュアハウスは、妊娠できるかどうかよりもいかに妊娠できる身体にしていくかを重視していただけます。』
『しかも、現時点でどのような体調で、妊娠できるようになるには何が必要か?などをその都度教えていただけるので、安心して任せられます。』
妊娠には、思った以上の血液が必要です。
血液を作ることなしに妊娠だけしてしまえば、妊娠中の体調管理が非常に難しくなります。
血液量を多くしておけば産後の授乳も問題が起こることが少なくて済みます。
けれど、血液量が少なければ、赤ちゃんが母乳を嫌がって飲んでくれなくなる可能性があります。
このようなことからも妊娠中の動悸というのは現時点での血液量や血流の異常を判断する材料となりますので、目安に覚えておくと便利です。
7.動悸の対処法について
このように動悸とはほんの少しのことから、たくさんの原因で起こることが理解できたと思います。
それぞれの原因からあなたの心臓の状態を判断し、適切に対処をしていけば自ずと動悸は治まっていきます。
でも、どうやって対処すればいいの?
と考える前に、原因が何なのかを考えてみてください。
その原因で動悸が起こっているのであれば、その原因に制限をかけることぐらいは誰にでもできるのではないでしょうか?
そして、制限をかけたことにより動悸が治まったのであれば、原因が的中したということになりますし、制限しても変わらないということであれば、原因が違ったということになります。
もしくは、他にも原因となるものがあり複数の原因が絡んで起こっている動悸かもしれません。
とはいえ、あくまでも動悸を実感できるのはあなたしかいません。
であれば、うまく改善方向に行っているか行けていないのかの判断もまたあなた自身で行えるはずです。
この改善方法が腑に落ち、実践し結果を出せれば、他のいかなる症状に対しても同じような原理で、対処できるようになってしまいます。
病院へ行かなければ原因がわからないわけでもなく薬を飲まなければ止まらないわけでもありません。
一番簡単な改善方法ですので、ぜひ身に着けてみてください。
キュアハウス鍼灸治療院 院長。
病院に通うたびに、薬だけが増え、検査をしても『原因不明』と言われる痛みや症状を、ただ取り除くような治療ではなく、生活習慣を見直し、患者さん自身が自力で治すための手段を手に入れ、2度と同じような目に合わないような身体と習慣を身に着けられる治療と情報を提供。
これまで、20年以上に渡り、数々の治療院で経験を積み、施術の実績は80,000人以上。口コミが口コミを呼び、2016年のリピート率は98.7%。