更年期障害でも生理でも耳が痛いという症状が出る原因について
耳が痛いと悩んでいる方の問い合わせが増えています。
特に、更年期障害や生理の前後、もしくは生理中だけ耳が痛むという悩みが多いような気がします。
そこで、女性特有の耳の痛みって、あるんだろうか?
ということに関して、考えてみようと思います。
1.耳の痛みの原因により診てもらう病院が違う
まず、耳の痛みが出たら、あなたは、どこで診てもらいますか?
大抵の場合、耳鼻咽喉科ですよね。
しかし、このような場合はどうしましょう。
- 生理前後だけ耳の痛みがある。
- 更年期障害が出始めてから耳が痛くなった。
- 腰痛と同時に耳の痛みが出始めた。
- 妊娠してから、耳が痛い。
- 出産後から耳の痛みを感じるようになった。
- 足のだるさと耳の痛みがある。
このように、耳の痛みだけでなく、どうも、他の症状と同時に出ているような気がする。
こんな経験をされた方もいると思います。
しかし、西洋医学で診てもらうには、
- 婦人科
- 産科
- 整形外科
- 心療内科
- 耳鼻咽喉科
など、それぞれの専門科で、診てもらう必要があります。
2.東洋医学的に耳を考えると大きく見え方が変わる
けれど、東洋医学的に分析すると、
耳は腎の状態を表す場所
↓
腎は親から授かった元気を蓄えておく場所
↓
腎は腰や下半身の状態そのものでもある
↓
子宮卵巣など生殖器は腎と肝臓と深い関係がある
このような関係があるんですね。
親から授かった元気というのは、その人の命そのものといえるものです。
この元気に、どれだけ栄養や運動でプラスアルファができるかで、寿命が決まると東洋医学では考えています。
更年期障害は、閉経という女性の仕事の一つが終わったということから、寿命が一歩縮まった状態を表すわけです。
さらに、生理や妊娠、出産などは、生殖器の働きになります。
足のむくみや腰痛は、腎の状態を見ることにもなります。
そして、そもそもの耳の痛み自体が、腎の異常を表しているサインでもあるのです。
全てのつながりが理解できるでしょうか?
3.生殖器や腎そして耳に影響を与える3つの習慣
そして、これらをつなげる要素が他にもあります。
それは、
- 睡眠
- 栄養
- 運動
この3つが重要ポイントとなるのです。
睡眠力は、腎気の力ともいえるもの。
眠れないことだけでも、腎気のパワー不足と考えられます。
また、眠らないことは、腎気のパワーを減らすとも考えられるわけです。
また、栄養の偏り、特に塩分の取り過ぎや全くとらないという方は、注意が必要です。
なぜならば、塩分は腎気の栄養素になるからです。
最後に、運動ですが、近年は、PCで全ての作業が完了できてしまうほど、便利な世の中になっています。
そして、階段の代わりに、エスカレーターやエレベーターを使う人が増えています。
そう、足を使う機会が異常に少なくなってきているのです。
これが、腎のパワーダウンを招いている原因の筆頭です。
腎は、西洋医学で言うところの腎臓でもあるのですが、その人の生命力でもあり、生殖能力でもあり、下半身の力でもあるのです。
耳の痛みと言うのは、人間にとって最も重要な部分の異常を伝えているメッセージと考えると、一日でも早く解決に結びつける必要があることに気づけると思います。
まずは、身体を休め、疲れを抜き、静養できたら、下半身を鍛え、十分な栄養をとり、腎を養いましょう。
これが、耳の痛みの根本改善に結びつくということになります。
このような努力をしなくても、耳鼻咽喉科で簡単に治るタイプの耳の痛みも当然あります。
けれど、検査をしても「異常がない。」とか「原因不明。」などと言われたり、いくら治療しても治らないような耳の痛みに関しては、このような方法を取り入れてみることを強くお勧めします。
キュアハウス鍼灸治療院 院長。
病院に通うたびに、薬だけが増え、検査をしても『原因不明』と言われる痛みや症状を、ただ取り除くような治療ではなく、生活習慣を見直し、患者さん自身が自力で治すための手段を手に入れ、2度と同じような目に合わないような身体と習慣を身に着けられる治療と情報を提供。
これまで、20年以上に渡り、数々の治療院で経験を積み、施術の実績は80,000人以上。口コミが口コミを呼び、2016年のリピート率は98.7%。