バセドウ病の原因がストレスである理由
バセドウ病の原因がストレスという意味を解説していきます。
バセドウ病は、甲状腺腫大、眼球突出、頻脈などの症状が現れ、甲状腺亢進症や自己免疫疾患と言われる病気になります。
そして、橋本病や更年期障害と間違われることが多い病気でもあります。
また、バセドウ病の原因には、甲状腺ホルモンの異常バランスによるものとされ、ストレスや過労状態が引き金になっている場合が考えられているようです。
さらには、遺伝的要素もあるという説もあり、なかなか治りにくい病気の一つとされています。
そんなバセドウ病に関して、以下のような問い合わせがありませ↓。
━━━━━━ 頂いた相談内容 ━━━━━━
いつもメルマガ拝見させて頂いてます。
私は首が急に痛くなり、少し腫れてる感じで、
今は薬は使わずに様子を見ていますが、
自分がなぜそうなったのか原因が知りたくて、
よかったらバセドウ病はホルモンバランスが重要なのは分かってい
よろしくお願いします。
━━━━━━ ここまで ━━━━━━
そんなことで、キュアハウス的な診方として、バセドウ病を見ていくことにしましょう。
1.バセドウ病のキーポイントとなる甲状腺について
バセドウ病は甲状腺ホルモンが問題になって発症しているとされています。
では、甲状腺とはどのような臓器かというと、甲状腺ホルモンという全身の細胞に影響を与えるホルモンを分泌していると言われています。
要するに、バセドウ病は甲状腺の機能異常により発症していると言ってもいいわけです。
ならば、甲状腺という臓器のことをもっと理解しておくことが必要になります。
西洋医学的には、難しい用語をたくさん使って説明することが多いのですが、それでは、頭の弱い私には何が何だか理解できませんし、問題を抱えている患者さんを解放に向かわすことができません。
もちろん、病気や症状を治すことなどできるわけありません。
当たり前ですが、患者さんが納得できるような説明ができないのです。
そういうことから、私は、いつでも医学的な説明は省き、患者さん目線での説明を重視しています。
なので、ここからは、一般ではほとんど聞くことのできないお話をしていきますので、興味が続く限り読み進めてください。
興味がなくなり次第、いつでもこのページを閉じてしまっても大丈夫です。
2.バセドウ病の原因ともなる甲状腺の場所が表す特徴
甲状腺は首にあります。
しかも、前側です。
そこが腫れたりするのがバセドウ病です。
キュアハウス・メソッドの中心は中医学です。
中医学には陰陽論というものがあります。
陰 : 下 ・ 前 ・ 中
陽 : 上 ・ 後 ・ 表面
大雑把にはこのような違いがあります。
甲状腺は、首という身体の上部(陽)にあり、前側(陰)の表面(陽)についています。
要するに、陰の要素も陽の要素もある臓器でもあるわけです。
3.甲状腺は陽中の陽の臓器
もう一つ、
陰 : 臓 肝 心 脾 肺 腎
陽 : 腑 胆のう 小腸 胃 大腸 膀胱
このような考え方もあるのですが、臓がより重要な臓器で、腑は臓の右腕的存在となっています。
そして、甲状腺は、各細胞に影響を与えていることから考えると、身体を構成しているあらゆるものはすべて何らかの細胞によって作られているのですから、臓のように重要なものと捉えていいわけです。
ただし、場所的に、体内の中で隠れている臓とは違って、首という守りの薄い場所にあるところから考えると、存在的には陽的要素があると考えます。
そういうことから、五臓六腑で考えると、重要臓器の集まりで考える五臓の方に含ませていい臓器として考えています。
陰を表す臓にも陽気はありますので、陰の中でも陽気が多い順に上から並んでいます。
ですので、基本的に、肺⇒心⇒肝⇒脾⇒腎という順で、普通に考えると五臓の中では
陽気の一番多い臓器は肺
陰気が一番多い臓器は腎
という捉え方をするわけです。
そういう中医学の一般論の上に、キュアハウス的捉え方は、陽中の陽である臓器(陰)と考えているのです。
4.バセドウ病の症状は陽気盛大
バセドウ病の症状は、すべて興奮性の陽側の症状と診れます。
甲状腺機能亢進症は、機能が高まっているので陽気(陰が静、陽が動)が活動中。
眼球突出は、まぶたを閉じる静の状態ではなく、まぶたから飛び出しそうな位に活動しようとしている陽の活動状態。
頻脈は、興奮している状態を表すので、陽気活動中。
このように代表的な症状はどれも陽気が活動しすぎている状態を表すのです。
通常の陽気の活動であれば、
甲状腺が活動する
目が開きものを見る
脈が正常に打っている
これが正常時の陽気の働きです。
甲状腺ホルモンの分泌がしていない時間帯
目を閉じたり、ボーっとしている状態
脈がゆっくりと打っている
これが正常な陰気の働きです。
そういうことから、バセドウ病の症状は、
陽気盛大の症状
と言えるわけです。
5.バセドウ病の原因がストレスや過労と言われる理由
バセドウ病の原因は、ストレスや過労状態の時に、甲状腺ホルモンが分泌しすぎる甲状腺機能亢進症により、自己免疫を攻撃してしまう、自己免疫疾患という状態になると言われています。
ストレスや過労の状態というのは、自然治癒力をつかさどる自律神経の内、交感神経の活動時間が長い状態を表すのです。
強弱は別として、交感神経がたかぶっている状態は、陽気盛大の状態と同義なのです。
なぜなら、
陰 : 静 : 副交感神経
陽 : 動 : 交感神経
という感じで、中医学でいう陽気の活動中のことを、西洋医学では交感神経の活動中とみているだけで、使っている単語の違いなだけなのです。
6.バセドウ病の根本原因を理解できるストレスについて
では、最終的に、ストレスを実感していない人のバセドウ病は、どう考えればいいのでしょうか?
先ほども話しましたが、ストレスは、陽気がたかぶり交感神経が活動しすぎる状態がすべてストレスになります。
従って、ストレスの原因がすべて精神的なものではないのがポイントだったりします。
多くの人が言っている、「ストレスなんて感じたことありません。」という捉え違いがあるわけです。
なぜなら、
- コーヒー
- アルコール
- タバコ
- 香辛料
- 冷飲食
- 食べ過ぎ
- 噛まずに食べる
- 早食い
- 食べた直後に動き回る
- 起きている時間が長い
- 眠いのを我慢することが多い
- 睡眠時間が短い
- 睡眠中に目が覚めることが多い
- 予定よりも早く目覚める
- なかなか寝付けない
- 怖い夢を見ることが多い
- 焦って飛び起きることが多い
- いつも緊張感がある
- プレッシャーを感じることが多い
- 運動量が多い
- 柔軟性がない
- 疲れることが多い
- 運動不足
- 筋肉量が多すぎる
- 筋肉量が少ない
- 呼吸数が多い
- 心拍数が多い
など、これらすべてがストレスになる要素であり、これでも半分も書けていないわけです。
7.バセドウ病発症を阻止するコツ
バセドウ病の可能性がある場合に一番重要なことは、何がストレス要因になっているのかを分析することです。
何がストレスか明確にならないと対策も立てられません。
ストレスの原因が明確になれば、その要素を改善可能かどうかを考えます。
改善可能であれば、しばらくその改善策を取り入れた生活をこなしていきましょう。
改善が難しい場合には、そのストレスをいかに抜いていくことかを考えていけばいいのです。
ストレスは甘んじて受け、その後ストレスを抜くための行動をとれば、それだけでバセドウ病を予防できたり改善に向かわせることが可能になります。
このように、西洋医学で考えていくバセドウ病だと、お先真っ暗感がありますが、キュアハウス・メソッドで見ていけば、意外と改善の可能性が大きく開かれているように思えます。
あとは、あなたがどちらの医学を信じるかで行動していけばいいと思います。
もちろん、他の理論も当然たくさんありますので、あなたの価値観に見合う方法を見つけて一日でも早く改善できることを祈っています。
もし、キュアハウスの理論にピンと来た場合には、
直接改善していきたい場合には ⇒ キュアハウス鍼灸治療院
キュアハウス鍼灸治療院 院長。
病院に通うたびに、薬だけが増え、検査をしても『原因不明』と言われる痛みや症状を、ただ取り除くような治療ではなく、生活習慣を見直し、患者さん自身が自力で治すための手段を手に入れ、2度と同じような目に合わないような身体と習慣を身に着けられる治療と情報を提供。
これまで、20年以上に渡り、数々の治療院で経験を積み、施術の実績は80,000人以上。口コミが口コミを呼び、2016年のリピート率は98.7%。