ウォーキングとジョギングではどちらが健康に良い?
今回は、健康のためにやるならウォーキング?それともジョギング?という内容で書いていきます。
率直な答えを上げるとすると、どっちもどっちです。
どういうことかというところを、説明していきます。
その前に、こちらの記事をご覧ください。
この記事の研究結果によると、ジョギングよりもウォーキングの方が、心臓病になりにくいという結果が出ています。
しかし、私はそうとは言い切れないと思っています。
1.ジョギングは本当に不健康?
例えば、ジョギングですが、基本的に走りすぎて、心臓に負担をかけたり、怪我をしたりするリスクがあります。
では、ジョギングを適度にやり続けたらどうなるでしょうか?
これは、むしろ心肺機能を強めますし、怪我の予防にもつながります。
ということは、ジョギングは適度にできれば健康に良さそうですよね?
2.ジョギングを一切しない生き方は?
では、ジョギングを全くしなければ、どうかというと、心肺機能は年々弱まります。
足腰もその他の運動をしなければ、弱くなってしまいます。
しかし、怪我をするリスクはありません。
心臓にも負担はかかりません。
要するに、経年劣化による問題が年齢と共に押し寄せてくるということで、悪化させることも丈夫にすることもなく年齢に応じた老いが現れるということになります。
3.ウォーキングし過ぎに関しては?
ならウォーキングはどうか?
まず、歩きすぎた時には、下半身に筋疲労が溜まります。
しかし、日々筋疲労を回復できていれば、それほど問題はありません。
けれど、疲労回復に対する方法を何も取らなければ、筋疲労が蓄積し、筋肉が固くなり、怪我しやすくなったりします。
また、筋肉が固くなってしまえば、血流が悪くなり、冷え性にもなってしまいます。
4.ウォーキングを一切しなければ
しかし、まったく歩かなければ、筋力は衰えるだけです。
適度に歩けば、健康的です。
これが一般論です。
そして、運動の基本的必要です。
要は、適度なジョギングと適度なウォーキングはどちらも、身体にとっていい影響を与えると言えるわけです。
あくまでも『一般論』としてはです。
5.適度なジョギングとウォーキングは何が適度?
一見ジョギングもウォーキングも適度にできていれば良さそうに思います。
けれど、何をもって適度と考えればいいのでしょうか?
・どう走る?
・どこを走る?
・いつ走る?
・どう歩く?
・どこを歩く?
・いつ歩く?
それだけでなく
・どこの筋力が落ちてる?
・どこに疲労がたまりやすい?
・どこの柔軟性がない?
・どこの血流が悪い?
・ウォーキングやジョギングでついた筋肉をごのように利用する?
このような考えなしに、ウォーキングやジョギングしていても、何ら意味のない運動になってしまいます。
・走り方も歩き方も、怪我をしにくい方法があります
・怪我しやすい方法もあります
・早く動ける方法もあります
・疲れにくい方法や疲れやすい方法もあります
もちろんビッコをひいていれば、歪みも生まれるし、筋疲労のバランスも崩れます。
また、排気ガスが多いところやPM2.5のような物質が飛んでいるようなところで、ジョギングしたりウォーキングしたりしても身体にはよくないのは理解できますよね。
6.陰陽論から適度な運動量が見えてくる
仕事が忙しく、早く帰れないため、遅くに帰ってきてから走り始めたり、歩き始めてしまえば、睡眠時間が削られます。
これも良くないのは理解できると思います。
中医学には、陰陽論というものが基本概念としてあります。
すべての現象や物事に陰と陽の性質があるというものです。
そして、陰の中にも陽があり、陽の中にも陰がある。
それが、陰陽太極図です。
どこをどう割っても同じ割合になるようにバランスのとれた図。
これが陰陽論です。
ジョギングもウォーキングも、やりすぎることで体力が付きますし、その反面危険性もあります。
けれどやらなければ、体力は落ちます。
もちろん、体力を必要としない生活をしていれば、体力を上げる必要はないわけです。
一般論的にいわれるような適度な運動をすると、健康は維持できるかもしれません。
ところがいざという時に危険性が高まる可能性もあるわけです。
例えば、いつも走っている人であれば、車にひかれそうな時に、走って難なく逃げることができるかもしれません。
けれど、健康のことばかり考えて、心拍数を一定に保つような走り方しかしていなければ、車から逃げるような瞬発力を作っていないというデメリットがあります。
走ろうとしてもダッシュができなければ、健康を維持できない時があるのです。
万が一、ダッシュしたとしても、その瞬間、アキレス腱が切れてしまい、その後車に引かれてしまえば、何一ついいことがありません。
何が言いたいのか?というと、
『健康は万能ではない』
ということです。
健康ばかり気にして、病気も怪我も経験がなければ、病弱な人や怪我をしやすい人の気持ちがわかりません。
もし、伝染病にかかったとしても、その苦しみに耐えうる、ストレス耐性ができていない可能性もあります。
人は、ストレスを乗り越えることで強くなるものです。
健康状態を守ってばかりでは、強くなる可能性がありません。
野球でもサッカーでも、守りが強ければ、負けることはありません。
しかし、攻めて点を取れなければ勝つこともありません。
また、攻め続けることで勝てる可能性がありますが、守備が甘ければ大敗する可能性もあります。
要するに、どのような経験であっても、そこから反省し、
・次に何をすればいいのか?
・どうすれば強くなれるのか?
・なぜ勝てなかったのか?
などいろんなことを理解し、知識と強さをつけていくことが成長です。
ですから、何でも経験しなければ現状把握ができません。
経験しないことには、何が起こるかわからないです。
あなたは、何を守り続けますか?
それとも、チャレンジし続けますか?
重要なことは、バランスを保てるように現状を把握することであり、その現状を見極めるためには行動しなければ何も得られないのです。
7.ハートレイトモニターで現状も成長も把握しよう
キュアハウスでは、常に無駄な運動をしなくて済むように、現状把握をしやすくするために、ハートレイトモニターを使って、ウォーキングやジョギングを行ってもらっています。
これを利用すると、やり過ぎもやらな過ぎもなくなります。
やり過ぎやらな過ぎがなくなれば、病気になることもケガをする危険性も極端に低くなります。
そればかりか今抱えているあらゆる病気や症状を治す力さえ生み出すことができます。
チャック方法は非常に簡単です。
・普段の活動で疲労を感じる動きをチェックします
・現時点での体力の限界を数値化します
・体力アップのタイミングを数値化します
・運動中に体力アップのタイミングが来たら運動を止めます
・身体が落ち着いたら運動を再開します
・その結果、体力の限界が徐々にアップしていきます
・その結果普段の疲れが出なくなれば体力アップの完成です
このような運動であれば誰でも行えます。
そして、疲労を作ることを極端に抑えているのでケアの時間が少なくて済みます。
筋肉が固くなることなくいつでも動くことが可能な使い勝手のいい筋肉を作る適度なジョギングとウォーキングを行えるようにほんの少しの工夫を行ってみてください。
キュアハウス鍼灸治療院 院長。
病院に通うたびに、薬だけが増え、検査をしても『原因不明』と言われる痛みや症状を、ただ取り除くような治療ではなく、生活習慣を見直し、患者さん自身が自力で治すための手段を手に入れ、2度と同じような目に合わないような身体と習慣を身に着けられる治療と情報を提供。
これまで、20年以上に渡り、数々の治療院で経験を積み、施術の実績は80,000人以上。口コミが口コミを呼び、2016年のリピート率は98.7%。