首の痛み、肩こり、頭痛、目の痛みが同時発症する原因と改善策
肩こりや首の痛みがあり、仕事をしていると、目の奥が痛み出し、その後頭痛が出てくるというパターンがあります。
そして、整形外科へ行っても、特に問題なしと言われるか、肩こりのせいでしょうと言われて大した処置もしてもらえない。
もしくは、
レントゲンを撮って、ストレートネックと言われ、電気で温めたり、牽引したり、湿布を出される程度で終わってしまう。
こんな経験されている人って多いですよね!
確かに、医師が言っているように、肩こりが原因であると考えてもいいのですが、じゃあ、その肩こりの原因は?
となると、『肩こりは肩こりなんで』と、訳のわからない答えしか返ってきません。
ここでは、『首の痛み』『肩こり』『頭痛』『目の痛み』が同時発症する原因について解説していきます。
1.肩と首と頭と目の問題が同時発症する理由
肩と首は、筋肉でつながっているため、肩こりと首の痛みが連動しているのは、ある程度理解できると思います。
それでは、
目の痛みは?
頭痛は?
となると、肩こりとつなげて考える人が極端に減ります。
しかし、目の神経は、後頭部に集中しています。
そこは、首の一番上の場所でもあります。
しかも、肩から首を通って、後頭骨へ筋肉がつながる場所でもあるのです。
そういうことから、それぞれの場所に痛みを出してしまう3つの原因についてお話しておきましょう。
1)眼精疲労
2)血行障害
3)ストレ-トネック
それぞれ軽く解説していきます。
1)眼精疲労が原因となる頭痛や首の痛みについて
目が疲れると、目の神経にも疲れの情報が流れます。
従って、目の神経の周辺の筋肉にも疲れ情報が伝わってしまいます。
筋肉が疲労を蓄積し始めると、痛みという感覚が出てくることがあります。
そのため、後頭部や首が痛くなることがあるわけです。
2)血行障害が原因となる頭痛について
さらに、肩から首にかけて筋肉が固まっていると、肩から首を通って、頭に向かう血液を阻害してしまう可能性があります。
そのため、顔や頭部の血行障害が生まれてしまうわけです。
この場合、頭の中に血行障害が起きれば、一過性の脳虚血状態になり、めまいや立ちくらみのような症状が出たりします。
頭の外が血行障害になっていれば、皮膚や筋肉の新陳代謝ができないため、疲労物質が溜まることと、新鮮な栄養が流れてこなくなります。
これが、頭痛の原因となるわけです。
3)ストレ-トネックが原因となる首の痛みや肩こり、頭痛について
最後に、ストレートネックについてですが、これは、首の生理的湾曲がなくなったということです。
生理的湾曲とは、左図のように、横から見ると軽くS字状にカーブしている状態を言います。
この湾曲があるので、思い頭を無理なく支えることができるわけです。
その湾曲がなくなって、ストレートネックとなっている場合、
- 腰から背骨全部が一直線になっている場合
- 首だけが真っ直ぐの場合
この二つに分かれます。
背骨全体が一直線になる原因は、幼少時の育ち方に原因があります。
まだ、骨格がしっかりしていない状態で、立ち上がってしまったり、歩き出した場合。
もしくは、ずっと抱っこひもで生活をしていた場合に、なる可能性が高い歪み方です。
一方、首だけがストレートの場合は、勉強やデスクワークなどで、頭が前に突っ込んだ状態で、長時間作業していることで歪んでしまうことが多いのです。
従って、症状も、前者の場合は、物心ついた頃からつらく、後者は、そのような姿勢を取ることが、多くなった時期が、発症タイミングとなるわけです。
2.首の痛み、肩コリ、頭痛、目の痛みを改善するための具体策
上記3つのパターンは、すべて筋肉の状態が絡んで起こっているものとして考えられます。
眼精疲労は目の使い方が一定していることによるもの。
頭部の血行障害も頭部に血液を運ぶ間に、流れにくい状況が起こっているものですが、こちらも筋肉がしっかりと活動していれば、血行障害が起きずに済みます。
ストレートネックだけでなく、歪みの基本パターンは、歪んだ骨につながっている筋肉のバランス異常で起きるものです。
そういうことから、以下二つの運動をご紹介しておきます。
1)眼球運動
2)首の運動
キュアハウス鍼灸治療院 院長。
病院に通うたびに、薬だけが増え、検査をしても『原因不明』と言われる痛みや症状を、ただ取り除くような治療ではなく、生活習慣を見直し、患者さん自身が自力で治すための手段を手に入れ、2度と同じような目に合わないような身体と習慣を身に着けられる治療と情報を提供。
これまで、20年以上に渡り、数々の治療院で経験を積み、施術の実績は80,000人以上。口コミが口コミを呼び、2016年のリピート率は98.7%。