足のふわふわ感としびれの原因を自力発掘する方法
いつもと同じように歩き出すと、足の底がふわふわする。
そんな感じを得た時、あなたならどうされますか?
そして、そのふわふわ感は何を表しているのでしょうか?
西洋医学の検査では一切引っかからないような【足底のふわふわ感】について分析していきましょう。
まずは、この足の底のふわふわ感の相談が来ていますので、相談内容から読み進めてください。
内容は、
━━━━━ 頂いた相談内容 ━━━━━
60歳の男性です。
立って歩くと足の底にふわふわ感(スポンジの上を歩いているような)と 足の親指に痺れが両足にあり、椅子に座ると無くなります。
検査を受けても異常無いと言われました。
どこが悪いと思いますか、宜しくお願い致します。
━━━ ここまで ━━━
お悩みの症状を送っていただきありがとうございます。
さて、今回は、足の底のふわふわ感と足の親指のしびれで 悩まれている男性の方からの相談です。
端的に答えると、足底のふわふわ感は、内臓疲労。
足の親指のしびれは、外反母趾になりかけているのではないかと思われます。
それぞれを解説していきましょう。
1.足の底のふわふわ感は内臓疲労の表れ
足の底は全身の状態を表す場所と言われています。
特に、ほぼすべての内臓の状態が足底で判断可能なものなのです。
そして、もう一つむくみというのは、疲労を現わす現象ということを覚えておいてください。
そこで、今回の足底のふわふわ感ですが、足底にむくみが溜まっていれば、いつもより何かの上に乗っているように感じます。
しかも、
むくみ=水の上
であるために、安定感がなく、ふわふわした感覚を感じているのだと思います。
2.足の親指のしびれと外反母趾の関係
次に、外反母趾というのは、足の親指の骨が変形した状態のことを言います。
変形が始まると、関節が動きにくくなります。
関節が動かないということは、筋肉の動きもなくなっているということです。
筋肉が動かなければ、血液も流れにくくなります。
血液が流れにくいと神経も通りにくくなるものです。
このような流れから、
しびれ
を感じてしまっていると思われます。
3.疲労を判断するには自律神経チェック
疲労は自律神経の乱れで起きやすくなります。
そこで、あなたの自律神経の乱れ度をチェックしていきましょう。
以下の内いくつ当てはまるでしょうか?
1)睡眠時間が7時間も取れていない
2)休日に寝だめをしている
3)夜中に何度も目が覚める
4)起床時にいつも疲れが溜まっている
5)いつも睡眠時間がマチマチ
6)学生時代と比べて確実に運動量が落ちている
7)小さい頃からよく薬を飲んでいる
8)食べ過ぎ傾向にある
9)便秘や下痢をしやすい
10)薬を飲むと副作用が出やすい
11)周りの人よりも寒がりや暑がり
12)いつも同じような感情表現をしている
13)いつも同じような身体の使い方しかしていない
14)いつも同じような食事のとり方をしている
15)間食が多い
16)いつも味のついている飲み物を飲んでいる
17)年取ったからできないと思いやらなくなった運動がある
このような中から、3つ以上あてはまるものがあれば、それは、疲労している可能性があり、足底のふわふわ感が出ても仕方ない状態であると考えていいでしょう。
あとは、使い方によってどの臓器が疲れやすくなっているのかの確認を取ればいいわけです。
4.日常生活を振り返ることで内臓疲労の判断がつく
いかがでしたか?
あなたは、いくつ当てはまったでしょうか?
では、当てはまる内容から、あなたの内臓疲労を解明し、足底のふわふわ感を解決していきましょう。
1)睡眠不足の問題がある場合には胃を使い過ぎ腸の機能低下を作ります。
2)学生時代に心肺機能を鍛え、今は心肺機能を使っていないのであれば心臓や肺が機能低下を起こします。
3)大食いや食べ過ぎがあると胃も肝臓も膵臓にも負担がかかります。
4)座り続けたり寝続けていると腎臓の機能低下が起きてしまいます。
5)いつもイライラしている場合には肝臓が疲れてしまいます。
6)いつも泣いてばかりいれば肺が弱っていきます。
7)いつも同じ悩み事を考えていれば脾臓が弱っていきます。
このように日常の活動と内臓は直結しているので、内臓疲労は普段の活動で理解することが可能なのです。
要するに、このような使い方を改めることで、足底のふわふわ感を改善することが可能と言えるのです。
5.足の親指のしびれの原因について
もしかしたら、外反母趾ではないかもしれません。
けれど、足の親指の動きがかなり悪くなっているのではないでしょうか?
1)足の指の機能チェック
そこで、足の指をグーパーしてみましょう。
すべての指と指の間がきれいに隙間を作れればそれほど問題はないと言えます。
けれど、隙間が開かなければ、それは、外反母趾になりかかっていて痺れの元にもなると言えるのです。
では、隙間は空いたけれど、痺れがある場合には、どう考えればいいのでしょうか?
2)足の親指の筋力チェック
では、足の指で何かをつまみ上げることは可能でしょうか?
タオルでもペットボトルのキャップでもいいので床に置いて試してみてください。
もし、できなければ指の筋力低下が考えられます。
指の筋力がなければ指先の血流が悪くなりますので、痺れが起きやすくなるのです。
3)他のしびれの可能性について
隙間も空いて力もある場合にはどう考えればいいのでしょうか?
その場合には、立ち上がった時にどこの筋肉が硬くなるのかを調べる必要があります。
座れば痺れが出ないのですから、立ったり歩いたりの時の身体の状態が原因を作っている可能性が考えられるのです。
ただし、これは『どこが』固くなっているかによって改善方法が違ってきますので、まずは、その固い筋肉を伸び縮みさせるくせを持ちましょう。
毎日手入れをしていればいずれ回復していくと思います。
上記を参考に足の底のふわふわ感と足の親指のしびれを改善していただければと思います。
キュアハウス鍼灸治療院 院長。
病院に通うたびに、薬だけが増え、検査をしても『原因不明』と言われる痛みや症状を、ただ取り除くような治療ではなく、生活習慣を見直し、患者さん自身が自力で治すための手段を手に入れ、2度と同じような目に合わないような身体と習慣を身に着けられる治療と情報を提供。
これまで、20年以上に渡り、数々の治療院で経験を積み、施術の実績は80,000人以上。口コミが口コミを呼び、2016年のリピート率は98.7%。