更年期障害に定番のホットフラッシュの原因を知り予防する方法
更年期障害と聞くと、多くの女性がドキッとするかもしれません。
・あなたは、まだ大丈夫ですか?
・もう更年期障害は終わっていますか?
・更年期の症状は何も感じずに過ぎ去りましたか?
・もうすぐ閉経が近づいていますか?
・身近な人の症状を見て内心ドキドキしたりしていませんか?
更年期というものは、必ず過ぎるものです。
しかし、予防の仕方も対処方法も何も知らずに、更年期障害になりやすいのを見逃していると、ひどい症状に苦しんでしまうことがあります。
なので、ここでは、更年期障害の代表的な症状でもあるホットフラッシュを例に挙げ対策方法を考えてみることにしましょう。
1.更年期障害とは?
更年期とは、ホルモンバランスが崩れやすい閉経前後の時期を言います。
その結果、この時期特有にホットフラッシュやドライアイを代表とする複数の症状が表れるものを更年期障害とするわけですが、いわゆる自律神経失調症の代表的な一つと言えるものになります。
ホルモンは男性にもありますので、女性だけでなく男性にも更年期障害はあります。
けれど、女性の場合、生理が終わる閉経という時期が必ず来ます。
そのため、閉経間近になると、ホルモンが崩れ出し、さまざまな急激な症状に襲われることが多くあるわけです。
2.更年期障害を東洋医学で分析
更年期障害の症状には、ドライアイやのぼせ、ホットフラッシュ、頭痛、イライラ、不眠など、さまざまな症状が表れます。
この更年期障害を、東洋医学で診ていくとどのような動きがあるのでしょうか?
まず、人体を陰陽で考えます。
陰は、体そのものと思ってください。
陽は、その身体を動かす力だと思ってください。
陰陽の捉え方は、これだけではないのですが、わかりやすいように一例として、このような分け方をしています。
陰というものは、体そのものですので、若い方が強いのは理解できると思います。
年とともに弱くなります。
3.年齢と共に弱くなるのを臨時体験するとホットフラッシュが見えてくる
年齢と共に身体が弱くなるということを理解した上で、年と共に身体が弱くならないように、トレーニングをしたり適度な運動をするようにすると、弱さが軽減し、年をとっても若さを保つことができるわけです。
けれど、大抵の人がは、この流れを知らないため、年齢とともに弱くなりつらさが増していくことを諦めていきます。
身体が強い時と弱くなってからの運動量で、例えば、階段の上り下りを、どちらが楽にできるかを考えてみてください。
いかがですか?
身体が弱い方が楽に上り下りできると思いますか?
どう考えても、強い方が楽にできますよね!
では、同じ階段の上り下りをする上で、使うパワーはどちらが強くなければならないでしょうか?
若く肉体がしっかりしていれば、それほどパワーを使わなくても、階段の上り下りが可能です。
けれど、年に伴い肉体が弱っていれば、かなりのパワーを使わなければ、階段を上り下りできなくなります。
このような些細なことでも力を使わざる負えないので熱が作られやすくなるのです。
力には熱が不可欠ですからね。
これがホットフラッシュの原点です。
4.体内バランスがホットフラッシュを生み出している
これを陰陽の割合で考えてみると、
若い人は身体が強いので陰が強く、陽の力をほんの少し使うだけでも十分動けるのです。
しかし、年を重ねるごとに、陰の力が減っていき、反比例のように陽の力を使わざる負えなくなります。
陽は、活動量です。
車のエンジンであり、熱の発散も陽を表します。
更年期は、陰が弱くなっているのに対し、陽が強く表れてしまう。
これは、体内の陰陽バランスから仕方ない現象だったりします。
陰が少なければ少ないほど、陽の活動量が多くなってしまうのです。
陽が活動すればするほど熱が発生するため、ホットフラッシュという状態を表し、頭寒足熱にならず、頭に熱が集まってしまうため、ドライアイになったり、イライラしたり、頭痛が起きたり、不眠になってしまったりするわけです。
5.ホルモン治療が更年期障害には効果的?
この更年期障害を塞ぐ唯一の方法は、ホルモン治療ではありません。
陰を強めることただ一つです。
陰は、内臓力であり、下半身の力をも表しています。
内臓は呼吸で鍛えられます。
下半身は、歩くだけでは鍛えられません。
歩くだけでは疲労の積み重ねとなり返って陰気が減ってしまいます。
なので、太ももやお尻の筋肉量を増やすため、膝や股関節の曲げ伸ばしの回数が必要になります。
なぜなら、陰気を生み出す源は太ももとお尻の筋肉量が決め手になるからです。
6.更年期障害予防は症状が発症してからでは手遅れ
ただし、更年期障害になってから、何とかしようと思っても手遅れです。
年齢は重ねているわけですから、少し内臓の機能や肉体的な問題で、何らかの異常を感じた場合には、常に気を付け、それ以上弱めないようにしていく必要があるわけです。
あなたは、更年期障害への対策として何をしていこうと考えていますか?
・身体の芯を強くしていくこと
・下半身を鍛えていくこと
・下半身の柔軟性を高めていくこと
この3つを閉経を迎える前にしっかりと準備した人だけが更年期障害を素通りできる人です。
あなたも涼しい顔で『私に更年期ってあったのかしら?』と、言ってみたいと思いませんか?
7.男性更年期障害は女性以上
最後に、男性の更年期障害では、ホットフラッシュよりも冷え症がひどくなるケースがありますが、原因は共に筋肉量の低下にあります。
特に男性は、女性よりも筋肉がつきやすい身体を持っています。
なので、筋肉が弱くなる年齢と共に、様々な症状に襲われることが多いものです。
しかし、近年はよりお年寄りをいたわる文化が広まってしまいました。
そのため、更年期障害を生み出しやすい社会になっているということでもあるのです。
特に男性は女性以上に筋肉を持ち続けなければなりません。
これは生物学的に決められていることですので、嫌でも筋力アップは欠かせないのです。
しかし、男性の多くは、上半身の筋肉量を気にする人は多くても下半身の筋肉量に目を向ける人は多くありません。
そのため、上下の関係(上半身が陽、下半身は陰)から、下半身が弱ければ弱いほど、陽気を表す上半身により陽気の性質ともいえる熱が集まり、陰気の力とする熱を引き下げ熱を冷ます作用は働きにくくなるのです。
そんなことから、キュアハウスでは、高齢者の治療をほぼ下半身に集中することが多く、それだけで治ってしまう人が続出しているわけです。
キュアハウス鍼灸治療院 院長。
病院に通うたびに、薬だけが増え、検査をしても『原因不明』と言われる痛みや症状を、ただ取り除くような治療ではなく、生活習慣を見直し、患者さん自身が自力で治すための手段を手に入れ、2度と同じような目に合わないような身体と習慣を身に着けられる治療と情報を提供。
これまで、20年以上に渡り、数々の治療院で経験を積み、施術の実績は80,000人以上。口コミが口コミを呼び、2016年のリピート率は98.7%。