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肩甲骨周辺に5か月前から続く背中の痛みの原因と対処法

キュアハウス院長 中村幸生キュアハウス院長 中村幸生

肩甲骨周辺の背中の痛み

 

5か月も続いている背中の痛みは、果たして何が原因なのでしょうか?

 

癌を疑う人も多く、肺の病気を疑う人も多いのですが、5か月もの間痛み続ける、背中(肩甲骨からあばら)の痛みについて解説していこうと思います。

 

 

まずは、こちらの相談内容からお読みください。

 

 

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はじめまして。

 

背中の痛みを検索していてこちらにたどり着きました。

 

キュアハウスさんのご回答などを見て少しほっとしている者です。

 

私は 5ヵ月前から肩甲骨周辺からあばらのあたりにかけて背中の痛みに不安を抱く毎日を送っています。

 

痛みは肺の裏側辺りの鈍い痛みが多く、 右側だったり左側だったり、両方だったりと変わります。

 

他に肩甲骨(こたらも両方)の痛みもあり、息苦しくも感じるようなこともありま す。

 

悪い病気が隠れているのでは内科と整形外科を受診しましたがとくに異常はないとのことでしたが痛みがなが引いているため痛みを感じるたび不安になります。

 

正直病院で見落とされているのではないかと悪循環です。

 

どうか助言をお願い致します。

 

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この度は、キュアハウスの悩み相談をご利用いただきありがとうございます。

 

まずは、率直に言えることから話していきます。

 

 1.時に痛い位置が移動する場合には内臓の問題ではない

 2.内科や整形外科で検査をして異常が見られない場合には、ほぼ病気ではない

 

ということが言えます。

 

が、それだけでは不安でしょうから、細かく解説していくことにします。

 

 

 

1.時に位置が移動する背中の痛み

 

背中の右側が痛かったり、左側が痛かったり、時に両側が痛かったりする場合には、基本的に悪性の病変が潜んでいることはほぼありません。

 

万が一潜んでいる場合には、同時に高熱も出ます。

 

でも、今回の相談内容では発熱のことには一切触れていません。

 

であれば、恐ろしい病気であることはないのです。

 

では、何が原因の痛みと言えるのでしょうか?

 

それは、おそらく【血行障害】による痛みであると思っています。

 

まずは、血行障害による痛みの可能性も頭に入れて、次へ進みましょう。

 

 

 

2.病院で検査を受けて異常が診られない背中の痛み

 

身体に異変を感じたら多くの方がまず病院を受診されると思います。

 

なぜならば、病院は『身体のプロ』ではなく【病気のプロ】だからです。

 

病気のプロであるからこそ、病気を見逃すことはほとんどありません。

 

よくメディアで誤診とか診断ミスの話が放送されていますが、TVという媒体は珍しいことを紹介するから視聴率が上がりスポンサーをつけることができるからこそ無料配信ができているのです。

 

なので、TVで話されることが多ければ多いほど、『なかなかないケース』として、多くの方に広めているわけです。

 

なぜ、そんな紛らわしいことをするのかというと、『人は珍しい物好き』だからです。

 

あなたもあなたの周りも大抵の場合、いつも見ているものよりも、たまにしか見れないものの方に興味があるのではないでしょうか?

 

そして、たまに見れるものよりも見たことのないものの方に興味がわくのではないでしょうか?

 

人間の性質上仕方ない反応なので、この流れに文句を言っても何も始まりません。

 

視聴率が取れている間はこのような紛らわしい情報が一般的に出回ってしまうのです。

 

要するに、病気のプロが異常ないと言っているのであれば、95%以上の確率で異常はないと考えた方が無難です。

 

ただ、そうはいっても誤診というのは人間である以上起きてしまうものです。

 

なので、2~3件病院を受診し、診断結果に違いがなければ、異常はないという判断が正しいということになります。

 

 

 

3.痛みがあるのに異常がないなんて納得できない

 

このような意見も当然起こるでしょう。

 

ただ、勘違いしないでください。

 

あくまでも病院では異常がないと言っているだけで、その背中の痛みが異常ないとは言っていません。

 

異常がなければ痛みを感じるわけはないので、病気以外の原因に目を向ける必要があるのです。

 

『いやいや息苦しさもあるし』

 

という反論もあるかもしれませんが、検査上では異常がないので肺の問題もがんの可能性もないという判断が正しいわけです。

 

 

 

4.あなたの背中に痛みが出る可能性について

 

ではここで質問です。

 

以下の中から当てはまることはありませんか?

 

  • たばこは吸われていますか?
  • 身近に吸っている人はいますか?
  • 過去の喫煙経験はどうですか?
  • 喘息や肺炎の経験は?
  • アレルギーや花粉症はありますか?
  • 風邪はひきやすいですか?
  • 睡眠時間の確保はできていますか?
  • 心肺機能を高めていた時期はありませんか?(例えば、マラソンや水泳など)
  • 辛いものは好きですか?

 

これらは、全て左右ともに出る肩甲骨周辺の背中の痛みの原因となりうるものです。

 

心当たりのあるものが一つでもあれば、その点の問題が残されているということになります。

 

現時点では病気が見つからなくても過去の病気の後遺症が残っている可能性までは病院で検査ができません。

 

 

 

5.背中の肩甲骨周辺からあばらにかけての痛みの原因について

 

上記にいくつか可能性のある原因を質問させていただきましたが、私が最も可能性を感じていることがあります。

 

それは、【マッサージ】です。

 

背中の肩甲骨からあばらにかけて、しかも、右に痛みが出たり左に出たりというのは、強もみマッサージ、もしくは、マッサージチェアなどでマッサージをしてしまったことによる悪影響で痛みが出る場合が多かったりします。

 

この手の痛みは決して珍しいものではありません。

 

多くの人は身体に良いと信じてマッサージを受けます。

 

だから、美容院や理容室などでも、マッサージをサービスしているところが多くなり、断る人はほとんどいません。

 

けれど、サービスはサービス、身体のことをほとんど勉強することなく、お客さんが気持ち良いと言ってくれる方法で提供しているだけなので問題が起こるのも無理はありません。

 

なぜならば、受けているお客さんはずぶの素人なのですから。

 

お客さんの言われるがままの施術できれいに治るケースはほぼありません。

 

それは、あなたにでも理解できる低レベルの話だと思います。

 

重要なこととして、『筋肉は伸び縮みする組織』です。

 

伸びるか縮むかの二方向にしか動かない組織と言ってもいいでしょう。

 

では、マッサージはこの二方向への刺激で行われるものなのでしょうか?

 

違いますよね?

 

指圧なんかだと完全に真横から押されることになります。

 

筋肉はこのような刺激が入ってくると防衛本能的にもっと固い筋肉で身体を守ろうとします。

 

だから、マッサージする人はもっと強い圧力で筋肉をほぐしにかかります。

 

なので、一旦は負けた格好を取ってほぐれた状態になりますが、徐々に筋肉はその圧力に負けない方さに成長していきます。

 

その結果徐々に強い刺激を求めてしまうことになるわけです。

 

そして、肩甲骨の内側のラインは多くの人が刺激を求める場所。

 

そのまま、刺激を下側にずらしていけばあばら(肋骨)周辺にたどり着きます。

 

そうやって作り上げた人工的なコリがこの痛みの原因なのではないかと思っているわけです。

 

 

6.なかなか治らない背中の痛みと癌の関係について

 

背骨周辺の問題として、椎間板ヘルニアや肋間神経痛というのは有名ですが、他の痛みに関してはあまり言われていませんよね?

 

そこに便乗したのがネットの情報になります。

 

キュアハウス(このブログの管理人の治療院)は『どの病院でもどの治療院でも治らない症状専門の治療院』ですので、なかなか治らない背中の痛みで来院される方が非常に多いのですが、多くの患者さんは、ネットからの情報を信じていたりします。

 

ネットで得た情報のほぼ100%に近い確率で【それはガン】という情報なのだそうです。

 

ですので、ネット世代で背中の痛みがなかなか治らない人はネットで検索した結果、癌だと信じて病院を受診することになります。

 

なのに、病院では『異常なし』と言われてしまう。

 

ところがこの言葉があまりにも怪しい。

 

何故ならばよくあるドラマに、本人には内緒で家族だけ病院に呼び出され・・・?

 

というシーンがあるからです。

 

なので、異常なしと言われれば言われるほど癌を疑ってしまうことに。

 

そういうことが本当に多いのです。

 

けれど、あくまでもTVの話。

 

先程も話したように非常に珍しいから注目を集められるのです。

 

 

 

7.検査で見つからない痛みの正体とは?

 

病院では痛みの原因として、炎症や神経の問題と捉えることが多く、それ以外の痛みに関しては、ほぼほぼ異常さえ見つけてくれることはありません。

 

しかも、背中や肩甲骨周辺の痛みとなると、現代医学的にも手術が適応する疾患がほとんどなく、怪我も少ないため、原因を診つけることがほとんどできなかったりします。

 

しかし、中医学では、炎症と神経以外に気血水の異常でも痛みが出るという考えを持っています。

 

これは、多くの治らない痛みに当てはまる考え方なので、実質的に治らない痛みがなくなるといっても過言ではありません。

 

 

 

8.背中の痛みと肺の機能の関係

 

次に、肺の病気を疑っている方もおられるようなので、補足的にお話しておきますが、癌と同様、病院での検査で異常が見つからなければ肺の病気もないと考えてほぼ間違いありません。

 

しかし、肺の問題が完全にないかというとそうではありません。

 

 1)過去に心肺機能を使うスポーツや演劇、楽器などを経験している
 2)過去は心肺機能を使っていないが最近使うことが多くなっている
 3)痛みが出る直前の生活で心肺機能を使うことが多かった

 

このようなことが絡むことによって背中に痛みが出ることがあったりします。

 

ただ、ここに挙げた問題であれば若干胸側やみぞおちにも痛みが出ることがあると思います。

 

もちろん、息苦しさは普通に起きるものとして考えられます。

 

 

 

9.背中の痛みを自力で改善する運動療法

 

 

先ほど挙げた痛みの要素として、

 

 ・炎症
 ・神経
 ・気血水

 

というお話をしましたが、炎症と神経は、病院で対処していただくとして、病院で対処することのできない気血水の対策についてお話していくことにします。

 

この方法を理解すればいかなる痛みも、『正しく治そうとしているのに治らない』という問題を、ほぼ自力で治せるようになってしまいます。

 

気血水の代表的な問題は、『血行障害』になります。

 

要するに、

 

 1)血液がドロドロ
 2)血流が少ない
 3)血流が何かに阻害されている
 4)血管が細い
 5)心臓や筋肉の働きが弱い

 

などの状態が起こっている可能性がある場合に起こる痛みとなります。

 

 

1)血液がドロドロ

 

血液がドロドロになる理由として

 

 ・砂糖
 ・油
 ・食品添加物
 ・化学調味料
 ・水分摂取不足
 ・汗のかきすぎ
 ・頻尿
 ・下痢

 

などが考えられます。

 

摂取しているものがあれば摂取を控えてみましょう。

 

水分を取れていないのであれば、意識的に取るようにしましょう。

 

汗のかきすぎや頻尿、下痢などは体温調節がうまくできていない可能性があります。

 

できれば、お風呂上りに冷たい水を身体にかけるのを日課にされると徐々に変化していく可能性があります。

 

実はこの問題を改善するには、もっともっと奥が深いのでここでは割愛させていただきます。

 

 

2)血流が少ない

 

血流が少ないという場合に考えられるのは、

 

 ・低血圧
 ・低体温
 ・血液産生能力の低下
 ・骨密度の低下
 ・筋力の低下

などがありますが、多くの場合には、運動不足によって筋力や骨密度が低下している可能性が高いので、運動量を上げれば徐々に回復していきます。

 

ただし、むやみやたらと運動すればいいかということではなく、膝と股関節を良く動かすポイントが秘訣です。

 

そう考えると、ただのウォーキングではなく坂道や階段の上り下り、もしくはスクワットなどで鍛えていくのも一つの方法です。

 

 

3)血流が何かに阻害されている

 

血流を阻害するものには、

 

 ・ガン
 ・脂肪腫
 ・固まった太い筋肉
 ・関節の運動不足
 ・無駄についてしまった脂肪

 

などがあります。

 

こちらはどれも血流障害から生まれたものであり、血流障害の原因にもなるものでもあります。

 

なので、同時並列的に改善していく方法として、

 

 ・各関節の曲げ伸ばしの徹底
 ・柔軟性のアップ
 ・脂肪量が多い箇所は積極的にひねる動作を繰り返し行う

 

という方法が役に立ちます。

 

 

4)血管が細い

 

血管が細いのは

 

 ・運動不足
 ・湯船よりシャワー派
 ・冷飲食
 ・辛味
 ・塩分
 ・カフェイン
 ・特にコーヒー

 

などが考えられます。

 

シャワーだけでなく湯船に浸かるようにすることと、食事前に白湯を飲む癖を持つだけで大きな違いが出てくることがあります。

 

 

5)心臓や筋肉の働きが弱い

 

心臓や筋肉が弱いのは、

 

 ・先天性のもの
 ・運動不足
 ・病気によるもの

 

ということが考えられます。

 

ここは慎重に改善していく必要があるのですが、注意点は

 

 ・安全性を意識しすぎて運動をしない選択はしない
 ・運動はするけれど、心拍数がある程度上がったところで小休憩を必ず挟む
 ・心拍数がある程度上がった時に汗が出てしまうほどやってはやりすぎ
 ・毎日少しずつ行うことが秘訣

 

このようなことを意識しながら運動習慣を作っていきましょう。

 

 

 

10.正しい運動の仕方はこの世にない

 

最後に、運動をやるうえで、大抵の人が疑問に持つこととして

 

『具体的な方法を教えてよ』

『正しい方法は何一つ言わないのか?』

『1日何回ぐらいやればいいの?』

 

このような人たちが必ず複数出てくるものです。

 

でも、あなたと私では体つきも運動経験も違います。

 

あなたとお母さんも違うはずです。

 

全く同じ体格と体系があり、筋肉量も運動経験も同じという人はほぼいないと言っても間違いないと思います。

 

であれば、正しい運動方法っていうのはないと言っても間違いではありません。

 

あるのはただ一つ

 

『あなたが目指しているところにあなたの体力から持っていく運動方法』

 

というものだけ。

 

要するに、あなたにしかわからないということです。

 

ただ、これは丸投げしているのではありませんのでご安心ください。

 

あなたが正しいと思える方向に行けているかどうかはあなたの判断基準次第ということです。

 

あなたが良いと思えば良い方向。

 

悪いと思えば悪い方向ということが判断できるとしたら、間違いようがないと思います。

 

であれば、今の体調から

 

 ・筋力を上げた方が良いか?
 ・柔軟性を上げた方が良いか?
 ・スタミナアップは必要か?
 ・俊敏性は必要か?
 ・耐久力は必要か?

 

などなど、あなたが目指すべき体力に基準を設けそこに近付けているかを日々チェックすれば間違いなく目指すべきところにあなた自身で導くことができます。

 

誰に聞く必要もありません。

 

あなたの判断で進めていただいて大丈夫です。

 

あなたを応援しています。

 

 

 

この記事を書いている人
キュアハウス鍼灸治療院 中村幸生

キュアハウス鍼灸治療院 院長。
病院に通うたびに、薬だけが増え、検査をしても『原因不明』と言われる痛みや症状を、ただ取り除くような治療ではなく、生活習慣を見直し、患者さん自身が自力で治すための手段を手に入れ、2度と同じような目に合わないような身体と習慣を身に着けられる治療と情報を提供。

これまで、20年以上に渡り、数々の治療院で経験を積み、施術の実績は80,000人以上。口コミが口コミを呼び、2016年のリピート率は98.7%。

院長の詳しいプロフィール
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  2019.12.04
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