ネット問診票を書く症状の根本原因を知る

便秘と下痢と咳を繰り返す原因と改善法

キュアハウス院長 中村幸生キュアハウス院長 中村幸生

 

便秘があり、風邪をひきやすい。

睡眠不足で長く続く咳がある。

便秘と下痢を繰り返し、その合間合間に風邪をひく。

このような現象が起きている人は少なくないと思います。

現実問題として、病院で診てもらうとどうなるかというと、

 ・便秘には下剤
 ・下痢には整腸剤
 ・風邪には鎮咳薬や抗生物質
 ・睡眠不足には睡眠導入剤や睡眠薬

などなど、どれだけ薬を飲めばいいのだろうか?

という余計な悩みを抱えてしまいます。

 

そこで、病院へ行くことなく、自力で治していくには、何をどのようにしていけばいいのか?

 

一般的な病院や治療院では、診てもらえない身体の仕組みについて解説していきます。

そして、このような症状の経過をたどる場合、本来どのように考えるべきなのか?

便秘、下痢、風邪などの問題を頻繁に発症してしまう身体の原因に焦点を絞り、お話していこうと思います。

まずは、それぞれの症状ごとに分析していきましょう。

 

1.便秘とは、どのようなものなのか?

まず、便秘に関してですが、便秘は、

 ・毎日快便であること
 ・毎日決まった時間に排泄していること
 ・バナナ一本ほどの大きさと形の便であること
 ・排便後に残便感がないこと

などに当てはまらないものを、一般的に便秘と言っていますが、基本的には、腸の中に出るはずの便が残っていれば便秘です。

 

ただし、医師や治療家によっては、

 

『1週間に1回でも出ていれば便秘ではない』

 

と、言っている先生がいるようですが、毎日食事を取っている人であれば、毎日排便があるのが普通です。

 

何らかの病気で寝てばかりいて食事を取れない状態でない限り、このような便通状態は完全に便秘と言って間違いないでしょう。

厳密に便秘を考えていくと、もっと深い意味がありますが、今回は、少し方向性が変わってしまうので省きます。

便が腸の中に残っているという便秘状態は、便を流しきれなかった原因があるということになります。

それは、

 ・腸が冷えている
 ・腸の動きが悪い
 ・腸に入ってきた量が多すぎる
 ・腸の働く時間が足りなかった

などの原因が考えられるわけです。

2.下痢とはどのようなものなのか?

次に、下痢に関してですが、下痢は、通常の便の状態よりも柔らかい状態、もしくは水のような状態で排泄されたものを指します。

この下痢の原因も、ほぼ便秘の原因と重なるのですが、唯一違うのが、解毒として働いた場合の下痢です。

よく食中毒になった時に、大量の下痢を排泄しますが、これは、毒素を食べてしまったことで、その毒を解毒させるために、大量の水分を含ませ、一気に排泄しているわけです。

ただし、この食中毒以外の下痢は、ほぼ便秘と腸の状態に違いはないのです。

違うのは、便に含まれる水分量だけ。

水分が少なければ便秘になるし、水分が多ければ下痢になるというだけの違いなんです。

要は、どちらも腸の機能異常ということになります。

3.睡眠と腸の関係とは?

そして、睡眠というのは、唯一と言っていいほど、腸が目一杯働ける時間帯なんです。

ですので、睡眠が足りなければ、腸の働く時間が足りないということになります。

腸の働く時間が少なければ、仕事量も少なくしなければなりません。

けれど、飲食はいつでも自由に摂取できてしまいます。

食べて飲んで、睡眠を取らなければ、やがて腸は疲弊し、働きにくくなったり、腸の中の食べ物を未消化のままにしてしまう可能性が出てくるわけです。

それが、便秘です。

4.風邪という病気について

最後に、風邪という病気について、軽く説明すると、風邪とは、

 ・頭痛
 ・発熱
 ・鼻水
 ・くしゃみ
 ・咳
 ・下痢

などなど、さまざまな症状が複合で現れるものの総称です。

要は、風邪とは、こういう状態という限定でいえるものはないということ。

けれど、咳をすると、イコール風邪と考えてしまいます。

ところが、咳という症状は、別に風邪じゃなくても出ます。

咳は、何かを排出するためであったり、機能低下を起こしている場所を活性化させるために、身体の防衛反応として行っているものなんです。

ですので、むやみやたらに薬で咳を止めるようなことをすると、返って苦しくなってしまうことがあるのです。

5.東洋医学的『肺』と『心臓』と『腸』の関係

 

東洋医学では、肺と大腸、心臓と小腸を臓腑の関係でつながっていると考えています。

 

肺と心臓は、心肺機能と言われるように、二つで一つの臓器のように働いています。

心拍数が早まれば呼吸も早まるし、深呼吸を行うと心拍数も減っていきます。

肺を鍛えれば心臓も鍛えることになります。

しかも、肋骨に囲まれている胸郭というお部屋の中には、多くの臓器を退け、肺と心臓だけが治まっています。

そして、心臓は、左右両側から、肺によって大事に囲まれています。

また、小腸と大腸も、心臓と肺が連動しているように、食事の中で一連の流れで働いています。

 

食べたものは、胃から小腸に入り、大腸へ流し排泄します。

 

しかも、心臓が肺に囲まれている心肺機能と同じように、小腸が大腸によって囲まれているような関係性もあります。

そして、胃は交感神経で働き、小腸と大腸は、共に副交感神経で働きます。

この辺りの自律神経系の認識は、現代医学でも明確になっていないため、いまだに胃腸を確実に治せる医療の提供ができていなかったりします。

小腸では、主に身体に必要な物質と、不要な物質に分ける作業を行い、必要な物質を血液の中に入れる作業があります。

大腸では、主に、不要となった物質を集めて固めて、排泄しやすい状態(糞便形成)へと作りこみ、排泄までを行います。

 

6.五行思想により肺と大腸、心臓と小腸はペア

肺は空気による酸素という栄養素を取り入れ、体内に溜まった二酸化炭素を出す場所。

 

心臓は栄養素を全身に流し、溜まった疲労物質や老廃物を回収するために血液を出し入れする場所。

胃腸は、食物を口から入れ、胃と小腸で消化し、栄養吸収を行い、余分なものを排泄するという出し入れをしている場所。

共に、栄養となる物質を外部から取り入れ、内部の老廃物を排泄する機能があります。

さらに、栄養を体内に取り込む小腸と、栄養を全身に供給させるべく日夜働いている心臓。

体内に溜まった老廃物を排泄させる大腸と、二酸化炭素を吐き出す肺。

 

これらのことから、中医学の五行思想からは、【肺と大腸】【心臓と小腸】は同類と見ているわけです。

 

 

 

このような関連が、肺の問題は、大腸の問題にもなり、心臓の問題は、小腸の問題にもなると考えられているわけです。

 

 

7.便秘と下痢と咳の関係性

 

このようなことから、肺から出る咳と、大腸による便秘と下痢という症状は、肺と大腸という、体内の余分なものを排泄させる重要な臓器による症状と考えられるわけです。

 

そして、腸は、副交感神経で働くという話をしましたが、副交感神経が最も働く時間が睡眠時間になります。

 

従って、睡眠時間が短くなれば、腸の機能が低下して、老廃物の排泄が口からしか行えなくなれば咳となり、腸から排泄しようとしても、便の形成までの時間が睡眠でとり切れていなければ、便秘になったり下痢になったりするということが言えるのです。

 

8.便秘と下痢と咳の関係性を改善させる方法

便秘と下痢と咳が出やすい体質を改善していくには、以下の原因を根本から改善していく必要があります。

 

便秘と下痢と咳が同時もしくは、繰り返し発症する原因は、以下の3つが代表的なものになります。

 

 1)睡眠不足もしくは不規則
 2)食べ過ぎもしくは刺激物の取りすぎ
 3)横隔膜もしくは大腰筋の筋力低下

 

これらの原因について少し解説を加えます。

 

 

1)睡眠不足もしくは不規則

 

睡眠に関しては、腸の働く時間であり、肺を休ませる時間でもあります。

 

従って、睡眠時間が不足気味になると、腸にも肺にも負担がかかってしまい問題が生じやすくなります。

 

また、睡眠をとる時間帯が日によってまちまちだったり、昼寝や二度寝などが多い場合には、自律神経が乱れやすくなり、内臓が正常に働けなくなってしまうことが多々あります。

 

このような睡眠状態から問題が生じたものが便秘や下痢や咳という症状となって表れているわけです。

 

 

2)食べ過ぎもしくは刺激物の取りすぎ

 

食べ過ぎは、腸の作業量が大量になりますので、腸の負担は増します。

 

刺激物は交感神経を高めやすく、腸の働ける環境である副交感神経が働きにくくなります。

 

そして、副交感神経が働きにくくなっていることを表す症状としても、便秘や下痢、咳などの症状が起こることがあるのです。

 

3)横隔膜もしくは大腰筋の筋力低下

 

横隔膜は、肺を最大活用するための筋肉です。

 

この横隔膜が弱ってしまうと、肺の機能も低下します。

 

その結果、咳をしてしまうことがあるわけです。

 

また、横隔膜が活動しているときには腸を運動させてくれる動きがあり、腸の活性化にも欠かせない筋肉になっています。

 

そして、横隔膜の動きとともに、下腹部にある大腰筋が働くことにより、腸の活性化が起こりやすくなるのです。

 

一方、横隔膜と大腰筋以外に腸や肺を直接働かせることのできる筋肉がないので、重要な筋肉と言えます。

 

 

9.まとめ

 

時に便秘、時に下痢、時に咳などの症状に悩まれている場合には、以下のことを改善していくことで薬を飲まずとも改善していくことができるようになります。

 

 1)睡眠時間を一定に保つ
 2)食事量も内容も身体と生活に見合った状態に保つ
 3)横隔膜と大腰筋を活性化させる

 

このような方法を実践して体質改善していただけたら幸いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

この記事を書いている人
キュアハウス鍼灸治療院 中村幸生

キュアハウス鍼灸治療院 院長。
病院に通うたびに、薬だけが増え、検査をしても『原因不明』と言われる痛みや症状を、ただ取り除くような治療ではなく、生活習慣を見直し、患者さん自身が自力で治すための手段を手に入れ、2度と同じような目に合わないような身体と習慣を身に着けられる治療と情報を提供。

これまで、20年以上に渡り、数々の治療院で経験を積み、施術の実績は80,000人以上。口コミが口コミを呼び、2016年のリピート率は98.7%。

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  2019.06.26
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