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    急な膝の痛みの8つの改善方法

     

    ここでは、先日投稿したこちらの記事

    右膝半月板手術の後遺症による4つの対処法|体質改善コース

    の、続きとして、新たに痛めてしまった膝の痛みを改善する方法についてお話していきます。

     

    少し振り返りますが、この方は、小学生時代に半月板の手術を受けています。

     

    その後遺症で右ひざだけでなく、右半身の痛みも出ていました。

     

    そこで、お灸治療の後に、前回の記事でもご案内している4つの方法をお伝えし、自宅で実践してもらっていました。

     

    その結果、好転していたところ、久しぶりに、4歳の子供と自転車特訓で、身体を動かしたわけです。

     

    すると、良くなってきたと思っていた右膝に痛みが出てしまい、その対処の仕方や改善を知りたいという質問がありました。

     

    その質問に回答しながら、急な膝の痛みに対する改善方法についてまとめてみました。

     

     

     

     

    1.右膝半月板手術の後遺症が治りかけていた時の悲劇

     

    質問の内容は以下のようなものでした。

     

    > 低い姿勢で、自分の意思とは違う微妙な体重移動などを膝で久々に行ったからか、

    > 数分で右膝が悲鳴をあげました。

    > 悲鳴を感じつつも、特訓は継続したのですが、その後は歩くだけで膝関節に違和感を感じます。

    > オリーブオイルを塗ったり、サロメチールしたりで少しは収まりましたがまた、細かく走ると痛みが出ます。

    > 改善のための日頃の運動法と、痛みが出てしまった時には、針が良いのがお灸なのか対処法をしりたいです。

     

    このような問題の状況と改善方法の質問が届いたわけです。

     

    さて、この内容から分析をスタートしていくことにしましょう。

     

     

     

    2.急に膝が痛み出した2つの原因

     

    まず、考えなければならないのは原因探しです。

     

    今回のケースであれば、

    (1)低い姿勢での体重移動

    (2)自分の意思とは違う微妙な体重移動

     

    が、右膝を痛めた原因のように捉えられます。

     

    ここで問題になるのが、

     

    膝の筋力と柔軟性

     

    となります。

     

     

     

    3.急に膝を痛めず予防するための3つの筋肉

     

    では、具体的にどのような筋肉が必要だったのでしょうか?

     

    それには、

    (1)体重を支えられる筋肉

    (2)体重移動が可能な筋肉

    (3)低い姿勢を保つための筋肉

     

    単純に、この3つの筋肉は最低限必要だったと言えるでしょう。

     

    そして、痛みが出た後の特訓を継続したということですので、何度も痛みを作る動作を繰り返したということになります。

     

    この段階で、慢性化した痛みではなく、完全なる外傷性の痛みが出たと判断できるわけです。

     

    ところが、特訓を終えられた後の対処法が、

    (1)オリーブオイル

    (2)サロメチール

     

    という慢性化した痛みに対する方法しか行われていないようです。

     

    これは、前回来院時にお伝えした方法ですので、小学生時代の後遺症除去のための方法でしかありません。

     

    膝の痛みに即効性のある方法ではありません。

     

     

     

    4.急な外傷性の膝の痛みを改善する4つのステップ

     

    このような外傷性の明らかに『痛めた』と理解できた後の改善方法は、全く違う方法を取らなければなりません。

     

    まず、真っ先にやらなければならないのはアイシングです。

     

    (1)患部(痛みのある場所)に冷湿布(インドメタシン・ロキソニン・ボルタレンなどの鎮痛剤が含まれていないもの)を貼ります。

    (2)その冷湿布の上からアイシングを行います。

    (3)ビニール袋や氷嚢に氷と少量の水を入れて湿布の上においてください。

    (4)氷がなく保冷剤がある場合には、湿布の上から保冷剤で冷やしても大丈夫です。

     

    このようなアイシングで急な痛みを急速に抑えましょう。

     

     

     

    5.アイシング後に必ず行った方がいい膝の4つのチェック運動

     

    次に、必要なことは、痛みが少々治まった膝の状態確認です。

     

    (1)力が入るか?入らないか?

    (2)曲げられるか?曲げられないか?

    (3)曲げたところから、伸ばせるか?伸ばせないか?

    (4)回せるか?回せないか?

     

    力が入り曲げることも伸ばすこともできて回しても痛みがない場合には、重症化していませんので、とりあえずは安心です。

     

     

     

    6.膝の痛みが重症化していそうな場合の2つの受診先

     

    ところが、

     

    膝に力が入らない、曲げれない、伸ばせない、回せない。

     

    もしくは、何か動作をすると痛みがある。

     

    という重症化して良そうな場合には、自力で改善するのは難しい場合が多いので、すぐにでも専門家に診せることをおすすめします。

     

    鍼かお灸かということも書かれていますが、このような時に真っ先に行った方がいいのは、『接骨院』もしくは『整骨院』です。

     

    あまりにも膝が腫れて、内出血がある場合には、膝関節の軟骨でもある半月板や膝の靭帯を痛めてしまっている可能性がありますので、『整形外科』の受診をおすすめします。

     

     

     

    7.保険が使えるからと言って安心ではない

     

    もちろん、保険適用である整形外科や接骨院、整骨院で鍼やお灸もやられているところが安心感は高いと言えます。

     

    けれど、『方法論が良いのではない』ということをご理解いただきたいところです。

     

    鍼やお灸は科学的な医学ではありません。

     

    経験論の医学ですので、先生独自の方法で施術しているケースがほとんどです。

     

    もちろん、私は、完全に独自理論を私自身で作って臨床を行っています。

     

    だから、鍼灸治療が合うかどうかよりも、今の症状に合わせられる先生かどうか?

     

    もしくは、症状に合わせられる技術を持っているかどうかが重要になります。

     

     

     

    8.膝の痛む場所で原因が違う8つの改善策

     

     

    最後にキモの部分です。

     

    痛みの場所ですね。

     

    8-1 膝の(皿の)上の痛み
    8-2 膝の(皿の)下の痛み
    8-3 膝の内側の痛み
    8-4 膝の外側の痛み
    8-5 膝の後ろ側(裏側)の痛み
    8-6 半月板の痛み
    8-7 靭帯の痛み
    8-8 関節の痛み

     

    これらの場所によって、痛みが取れた後に、再発予防策の取り方に違いが出ます。

     

     

    8-1 膝の(皿の)上の痛み

     

    膝の上の痛みは、ほぼすべて大腿四頭筋の痛みと捉えていいものになります。

     

    大腿四頭筋は、膝から骨盤につながっている筋肉になります。

     

    この筋肉上の痛みですので、大腿四頭筋を使いすぎたか柔軟性が不足していることで、痛みが出たと判断ができます。

     

    従って、

     

    (1)大腿四頭筋を使いすぎている場合には、疲労回復を最優先し行い、その後筋トレを行うことで再発防止が可能になります。

    (2)大腿四頭筋が固まって動いていない場合には、ストレッチなどでほぐすことで痛みを完治させることが可能です。

     

    ただし、

     

    • 例え疲労が取り除かれても
    • 例え筋力強化をしても
    • 例え大腿四頭筋の柔軟性を高めたとしても

     

    やらなくなれば、元の状態に戻り痛めてしまう危険性がありますので、将来も継続して行える程度の運動習慣ができるとさらにいい効果が出てくるでしょう。

     

     

    8-2 膝の(皿の)下の痛み

     

    膝の下の痛みに関しては、

     

    8-2-1 真下の痛み
    8-2-2 内側よりの下の痛み
    8-2-3 外側よりの下の痛み
    8-2-4 真下の奥の痛み

     

    この4つの場所でさらに原因が違ってきますので、自ずと改善策も違ってきます。

     

     

    8-2-1 真下の痛み

     

    オスグッド・シュラッター病(症候群)などと言われている、成長期に起きやすいことで有名な痛みであることが多いです。

     

    大腿四頭筋が骨につながるところで、成長期に膝の曲げ伸ばしや、飛んだり走ったり、急にストップしたりすることで、筋肉の付け根に炎症を起こし、その後、骨が変形してしまうことがあるのです。

     

    もちろん、大人でも急に運動したりすれば痛めてしまう場所で、痛みの場所(炎症部)を急速にアイシングすることで、悪化させずに済ませることが可能になります。

     

    そして、大腿四頭筋の筋疲労も早急に取っておく必要がある痛みとなります。

     

     

    8-2-2 内側よりの下の痛み

     

    鵞足炎(がそくえん)と言われることが多い痛みの場所になります。

     

    膝下にある脛骨という大きな骨に、太ももの筋肉がつながってくる膝下内側の場所を『鵞足(がそく)部』と言います。

     

    こちらも、太ももの筋肉(縫工筋、薄筋、半腱様筋)を使い過ぎ、固まってしまった場合に起こってしまう炎症性の痛みになります。

     

    この鵞足炎に関しては、どの筋肉の緊張が強いのか適切に判断し、その筋肉を緩めていくことが必要になります。

     

     

    8-2-3 外側よりの下の痛み

     

    腸脛靭帯炎(ちょうけいじんたいえん)と言われることが多い痛みの場所になります。

     

    歩き方や走り方、立ち方などが外側体重になりやすい場合に起きやすいものです。

     

    この痛みに関しては、太ももの外側だけでなく、お尻の筋肉も緩めていかなければなりません。

     

    また、普段の使い方の修正ができなければ、何度でも再発してしまう可能性があるので、使い方や姿勢などもチェック及び修正が必要になります。

     

     

    8-2-4 真下の奥の痛み

     

    奥の痛みに関しては、前後十字靭帯や半月板、もしくは、関節ネズミ(軟骨や骨の一部が欠けて関節内で動いてしまい痛みの原因を作っている)であったりします。

     

    中には、手術が必要な場合もありますが、痛みの程度次第では、膝周辺筋肉の筋バランスを保つことで、痛みをなくしたり、手術回避が行えたりします。

     

     

     

    8-3 膝の内側の痛み

     

    膝の内側の痛みには、先ほどの鵞足炎だけでなく、半月板や内側側副靭帯の痛みが含まれていたりします。

     

    また、過去の足首捻挫をかばった癖や、O脚の問題や外反母趾の影響なども絡んでいたりする多くの人が悩む痛みになります。

     

     

    8-4 膝の外側の痛み

     

    膝の外側の痛みには、先ほどの腸脛靱帯炎だけでなく、半月板や外側側副靭帯の痛みが含まれていたりします。

     

    また、過去の足首捻挫をかばった癖や、X脚の問題や外反母趾の影響なども絡んでいたりする痛みになります。

     

     

    8-5 膝の後ろ側(裏側)の痛み

     

    膝の後ろ側も以下の3つに分かれます。

     

    8-5-1 膝の後ろ側ど真ん中の痛み
    8-5-2 膝の後ろ側内側の痛み
    8-5-3 膝の後ろ側外側の痛み
    8-5-4 膝の後ろ側の奥の痛み

     

    この4つに関しても、それぞれに絡む筋肉が違いますので、ご案内しておきます。

     

     

    8-5-1 膝の後ろ側ど真ん中の痛み

     

    膝の後ろ側ど真ん中の場合には、ひらめ筋や足底筋の緊張により痛みが出ている場合があります。

     

    要するに、足底やふくらはぎの使い過ぎや疲労がたまった結果の痛みの可能性があります。

     

    また、ベーカー嚢腫という、膝の潤滑油である滑液が溜まって腫れあがることもあり、時に痛みが出たりもします。

     

    いずれも膝だけでなく、ふくらはぎや足首、足底などの疲労回復や固さを取り除くことが改善策になっていきます。

     

     

    8-5-2 膝の後ろ側内側の痛み

     

    膝の後ろ側内側の痛みには、鵞足部の痛みと共に、腓腹筋や半膜様筋の緊張により発症していることがあります。

     

    膝の内側に絡む筋肉の柔軟性がしっかり行えれば改善することが可能になります。

     

     

    8-5-3 膝の後ろ側外側の痛み

     

    膝の後ろ側外側の痛みには、腸脛靱帯炎による痛みと共に、腓腹筋や大腿二頭筋の緊張により発症していることがあります。

     

    膝の外側に絡む筋肉の柔軟性がしっかり行えれば改善することが可能になります。

     

     

    8-5-4 膝の後ろ側の奥の痛み

     

    奥の痛みに関しては、膝の前側の奥の痛み同様、前後十字靭帯や半月板、もしくは、関節ネズミ(軟骨や骨の一部が欠けて関節内で動いてしまい痛みの原因を作っている)であったりします。

     

    中には、手術が必要な場合もありますが、痛みの程度次第では、膝周辺筋肉の筋バランスを保つことで、痛みをなくしたり、手術回避が行えたりします。

     

     

     

     

    8-6 半月板の痛み

     

    半月板を痛めた場合には、次のような2つの痛み方を感じることが多いです。

     

    (1)体重をかけると、ズキッという痛みが起きるが、体重をかけなければさほど痛みを感じない。

     

    (2)膝の曲げ伸ばしをしようとすると、膝に力が入らず思うように動かせない

     

    このような反応がある場合には、注意が必要です。

     

    痛め方によっては、手術が必要になる場合もあります。

     

    半月板のずれを矯正することで、痛みを改善させることができたりもしますが、それには、『ほねつぎ』の先生で、なおかつ『整体』の技術を持っている先生を探してみてもらうようにしましょう。

     

     

    8-7 靭帯の痛み

    出典:gooヘルスケア

     

    靭帯の痛みに関しては、関節の支柱的存在に問題が出ていますので、関節がグラグラして安定感がないというな感覚で理解できることが多いです。

     

    もちろん、痛めている靭帯に体重が乗った場合や、伸ばした際に痛みが出ることも多いです。

     

    このような靭帯の問題は、基本的に修正が難しいのですが、手術をしても、後々の後遺症を作ってしまう危険性が高いものです。

     

    手術を回避する唯一の方法は、靭帯の役割を筋肉に任せるという環境づくりです。

     

    要するに、靭帯の役割である、関節が動きすぎないように、骨同士が離れすぎないように支え続けるだけの力を筋肉が維持し続けられれば、問題が生まれずに済みます。

     

     

     

    けれど、、、

     

     

    手術をしたにしろ、筋肉をつけたにしろ、一時的なこととして終わりにせず、一生涯にわたって、筋肉のバランスや柔軟性、筋力などをなくさないように維持し続けることが重要になります。

     

     

     

    8-8 関節の痛み

     

    膝の関節には大きく二つ

     

    8-8-1 脛骨と大腿骨の間
    8-8-2 大腿骨と膝蓋骨(お皿)の間

     

    これらの関節間が狭くなると、血行障害が起きたり、骨同士がこすれ合って、骨が変形してしまったりします。

     

    このようなことが起きないようにするには、やはり筋肉の柔軟性が重要になるのです。

     

    筋肉が固くなればなるほど、使わなければ使わないほど、筋肉は動かなくなります。

     

    筋肉が動かない状態でいると栄養が流れてこないため、徐々に筋肉が小さくなっていきます。

     

    筋肉が小さくなれば、距離が短くなりますので、骨と骨をつなぐ筋肉が縮むということは、関節間が狭くなるということになります。

     

    こういうことから、変形性膝関節症が生まれるので、筋肉の柔軟性は非常に重要な運動と言えるのです。

     


     

     

     

    9.まとめ

     

    ここまで、膝の痛みの種類を様々上げましたが、外傷で急な痛みが出たもの以外は、ほとんど筋肉の問題で、改善方法も同じように考えることができますので、まとめておきます。

     

    (1)筋疲労を取り除く

    筋肉を伸び縮みさせたり、十分な睡眠を取ることで、疲労を十分に取り除きましょう。

     

    (2)筋肉の柔軟性を高める

    膝だけでなく足底、ふくらはぎ、太もも、股関節なども含めて、筋肉が十分に伸び縮みできるようにしていきましょう。

     

    (3)筋力を高める

    普段の動きで恐怖感や疲労感が出る動作をなくすための筋力アップが重要です。

     

     

    どのような動きが怖いのか?
    何をすると疲れやすいのか?

     

    それに必要な筋肉が足りない現れですので、その動作ができるようになれば、そのために行った運動が正しかったということになります。

     

    人それぞれ、身体の動かし方に違いがありますので、どのような運動であれ成果が出るものと出ないものがあります。

     

    正しい運動を探すことよりも、実際に動かしてみて、楽になるのか?ならないのか?をチェックしていくことで、最短であなたに必要な運動療法が確立されていきます。

     

    また、筋肉は太く強い筋肉にすればするほどケアの時間が必要になるので、あまり時間がない場合には、適量に抑えておくことをおすすめします。

     

     

     

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      2017.04.16
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